W(文字)—ラテン文字の第23字
Wの概要。二重のU/Vに由来する成り立ち、発音と音声的役割、古英語から現代のアルファベットへの歴史、活字上の形、化学記号Wや単位ワットでの用法を解説。
概要
Wは現代のラテンアルファベットで23番目に置かれ、ふつう23番目の文字(23)として扱われる。英語では "double u" と呼ばれ、慣用名が3音節なのは英字の中でWだけである。視覚的・歴史的には、2つのUまたはVの形を重ねた合字に由来し、独特の活字形をもつ。
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4 画像歴史と発達
Wは、中世ラテン語や各地の俗語の書記で、口蓋軟音あるいは両唇軟口蓋音 /w/ を表すために生まれた。古典ラテン語ではこの音を表す必要がなかった。古英語ではルーン文字 wynn(ƿ)がその役目を担っていたが、のちに写字生は音を示すためにU/Vを重ね書きし、この二重形が多くのアルファベットで独立した文字になった。活字の発達により、地域ごとの字形に応じて「double u」または「double v」と説明される変種も生まれた。
発音と言語音としての役割
多くの言語ではWは子音として働く(英語の what や write など)。一方で、文脈や言語によっては母音あるいは半母音として機能する。言語学では、純粋な母音というより半母音または接近音として扱われることが多いが、ウェールズ語のように母音的に用いられる場合や、draw、few のように二重母音の一部となる場合もある。子音と母音としての振る舞いの違いは、言語と音声環境に左右される。
綴り、名称、国際的な違い
名称と発音は言語ごとに異なる。英語では "double u"、ドイツ語では "ve" と呼ばれ /v/ のように発音される。また、いくつかの言語ではアルファベット順での扱いも異なる。正書法では、Wが独立した1文字として現れる場合もあれば、他の言語では二重字の一部になることもある。こうした形と呼び方の違いは、由来が2つのU形として意識されたか、2つのV形として見なされたかに関係している。
用法、例、注目点
- Wが子音として働く例: what、women、write。
- Wが母音的に働く、または二重母音の一部となる例: draw、few、および w が母音として機能するウェールズ語の語。
- 記号としての用法: 大文字 W は化学元素タングステン(wolfram に由来する名)とSI単位ワットを表し、"www" のようなウェブアドレスの略記にも広く用いられる。
文字の基本的な概念については、一般項目の文字とラテン文字の伝統も参照できる。さらに、活字の歴史や、アルファベット文字および二重字の言語別の用法をたどると、Wの位置づけがよりよく見えてくる。
Wの特徴は、二重の形、可変的な音声的役割、そして国際的な差異にある。アルファベットが話し言葉の必要と図形上の慣習に合わせてどのように適応するかを示す、興味深い事例である。
著者
AlegsaOnline.com W(文字)—ラテン文字の第23字 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/132689