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ブリティッシュ・レール10800:初期のディーゼル・エレクトリック試作機関車

10800は、英国における戦後の蒸気牽引からディーゼル牽引への移行期に試験を行う初期試作機として、1950年に製造された1両のみのディーゼル・エレクトリック機関車である。

概要

10800は、ノース・ブリティッシュ・ロコモティブ・カンパニーがブリティッシュ・レイルウェイズ向けに1950年に製造した、専用設計の1両のみのディーゼル・エレクトリック機関車である。この機関車は1946年にロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道(LMS)によって発注されたが、幹線鉄道が国有化された1948年より後になって登場した。試験車両として製造された10800は、幹線および二次路線におけるディーゼル牽引の実地経験を得るとともに、将来の調達判断に資することを目的としていた。

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設計と製造

ディーゼル・エレクトリックの試作機である10800は、ディーゼルエンジンが発電機を駆動し、その発電機が各車軸に装備された電気牽引電動機へ電流を供給するという、一般的な構成を採った。動力分散方式の編成でも、他の機関車に牽引される設計でもなく、単独で完結した1両の機関車だった。その配置は保守作業へのアクセスのしやすさと、旅客・貨物の両方に用いる混合用途での柔軟性を重視しており、技術者は蒸気時代の慣行とは異なる冷却方式、制御装置、作業手順を試験できた。

運用の経緯

10800は1950年代初頭に就役し、複数の地域で試運転および評価運転に使用された。旅客列車と貨物列車の双方に投入され、国有化後の鉄道が評価していた同時代の蒸気機関車や、ほかに登場しつつあったディーゼル設計と比較して、性能、燃料消費量、線区への入線可能性が検証された。こうした実地試験は、鉄道職員がディーゼル牽引に適した運転・保守手順を整備する助けとなった。

用途と影響

  • 英国の幹線におけるディーゼル・エレクトリック技術の初期の実地試験台となった。
  • 蒸気機関車と比べ、運転費、稼働可能性、線区上の制約を比較することを可能にした。
  • 後続の量産形式およびディーゼル化政策に関する判断へ影響を与える運用データに寄与した。

遺産

10800は量産系列の基礎となった機関車ではなく1両限りの存在だったが、英国のディーゼル化の年代史において重要な位置を占める。このような車両は、技術者や計画担当者に新しい動力装置と電気制御機器についての直接的な経験をもたらし、蒸気牽引を置き換える可能性と実際的な課題の双方を示した。英国鉄道史の研究者は10800を、国有化前の構想と、その後に広く進んだディーゼル牽引の採用とを結ぶ実験段階の代表例と見なしている。

追加情報

技術図、当時の報告書、または簡潔な技術概要を探している場合は、技術概要の短い解説を参照できる。製造者と機関車生産におけるその役割についての背景は、製造者項目で参照される資料(ノース・ブリティッシュ)から得られる。組織的な背景については、ブリティッシュ・レイルウェイズおよび国有化以前の発注機関であるLMSに関する資料がある。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com ブリティッシュ・レール10800:初期のディーゼル・エレクトリック試作機関車

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/14290

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