All Shall Perishは、アメリカのデスコアバンドで、カリフォルニア州オークランド出身です。バンドは2002年に結成され、当初は5人編成(ギター、ベース、ドラム、リードボーカルを含む)で活動を開始しました。結成メンバーは、AntagonyEnd of AllBoofといったバンドの元メンバーが集まったことでスタートしています。

結成と初期の活動

2003年に最初のデモをリリースし、これが日本のレーベルAmputated Vein Recordsの目に留まりました。同年4月19日にはファースト・アルバム『Hate, Malice, Revenge』を発表し、デスコアとしてのスタイルを確立していきます。初期からテクニカルなリフワークとヘヴィなブレイクダウンを組み合わせたサウンドが特徴で、地元シーンや海外のリスナーの注目を集めました。

音楽性と影響

All Shall Perishの音楽は、デスメタルの激しさとハードコア由来のリズム感、さらにメロディックかつテクニカルな要素を融合させたものです。リフの複雑さ、速いテンポのパート、重いブレイクダウン、デスヴォーカルを基盤としながら、時にメロディックなギターソロや変拍子的なアプローチも取り入れています。

バンドの影響源は多岐にわたり、幅広いジャンルからの要素を吸収している点も特徴です。2005年、オリジナル・ドラマーのマット・カイケンダルは、バンドがOpethCannibal Corpse、At the Gates、Dying Fetus、Irate、Blood Has Been Shed、HatebreedThe Beatles、Journey、Michael Jackson、Rush、The Policeなど、多くのグループから影響を受けていると語っており、こうした多様なバックグラウンドがバンドのサウンドに独自性を与えています。

ディスコグラフィ(主な作品)

  • Hate, Malice, Revenge (2003) — デビュー作。Amputated Vein Recordsからリリース。
  • The Price of Existence (2006) — より洗練されたプロダクションと技術的要素が顕著になったセカンド。
  • Awaken the Dreamers (2008) — 歌メロやメロディックな要素も強化され、バンドの代表作の一つとされる。
  • This Is Where It Ends (2011) — さらに重厚なアレンジと多様な影響を反映した作品。

ライブ活動と評価

結成以降、All Shall Perishは北米やヨーロッパでのツアーに参加し、デスコア/エクストリームメタルのシーンで存在感を示しました。テクニカルかつタイトな演奏力、激しいライヴパフォーマンスで知られ、同ジャンルの若手バンドに影響を与えた点は評価されています。

その後と影響

2000年代半ばから後半にかけてのリリースとツアーを通じて、All Shall Perishはデスコアの代表的なバンドの一角となりました。メンバー交代や活動の変動はありつつも、彼らの作品はジャンルの発展に寄与し、多くのバンドやファンに影響を与え続けています。

現在でも彼らの初期作から後期作にかけてのサウンドは、デスコアやデスメタル、ハードコアのクロスオーバーを志向するバンドにとって重要な参照点とされています。