ホ長調(Eメジャー)|調号♯4・相対短調は嬰ハ短調・特徴と代表曲
ホ長調(Eメジャー)の調号♯4、相対短調(嬰ハ短調)、楽器別の演奏性や特徴、代表曲(メンデルスゾーン等)を図解と共にわかりやすく解説。
関連項目もご覧ください:Eマイナー(E-flat major)。
Eメジャーは、基音がEの長音階(長調)で、調号は4つのシャープ(F♯、C♯、G♯、D♯)を持ちます。相対的なマイナーは嬰ハ短調(C♯マイナー)です。平行調はホ短調(Eマイナー)になります。
音階(上行)と主な和音
- 音階(半音表記):E → F♯ → G♯ → A → B → C♯ → D♯ → E
- 主和音:
- I(トニック):E(ホ長調)
- IV(サブドミナント):A(イ長調)
- V(ドミナント):B(ロ長調)
- 代表的な調関連:属調はBメジャー、下属調はAメジャー、相対短調はC♯マイナーなど
音色・表情の特徴
ホ長調は一般に「明るく華やか」で「輝かしい」印象を与える調です。高音域が映えるため、ソロ楽器の華やかなパッセージや祝祭的な楽想に向きます。一方で、シャープが多いことから管楽器や一部の移調楽器では運指や調整に配慮が必要です。
楽器ごとの扱いやすさ
- 弦楽器(バイオリンなど):開放弦にEとAが含まれるため共鳴が良く、音色的に非常に相性がよい。ヴィルトゥオーゾ的な作品でも選ばれやすい。
- ギター:標準チューニングで開放弦のEが使えるため、スケールやパワーコードが弾きやすく適しています。
- 管楽器:金管や木管の一部には運指や音程で難しさが出る場合がある。クラリネットは移調楽器なので、Aのクラリネットを使うと演奏しやすく、ギターと同様に利点がある。特にB♭管ではシャープが多くなるためA管が選ばれることが多い。
作品での使用例と注意点
交響曲でホ長調を採用する例は比較的珍しい一方、協奏曲や小品、ピアノ曲などではよく見られます。ホ長調はソロ楽器の輝きを生かせるため、独奏向けのレパートリーに多く用いられます。
なお、フェリックス・メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲はホ長調ではなくホ短調(Eマイナー)である点に注意してください。
音楽史的・実用的な豆知識
- 調号は4つのシャープ(F♯、C♯、G♯、D♯)。譜面上ではこれらを把握しておくと転調や演奏準備が楽になります。
- イギリス・ロンドンのウェストミンスター宮殿にある時計塔の鐘(いわゆるビッグ・ベンの鐘)は、ホ長調に調律されていると言われ、街に響く鐘の音が特有の明るさを帯びています。
- ホ長調はモダンな楽器編成やピアノ、弦楽アンサンブルで特に扱いやすく、ピアノ曲や室内楽でも多用されます。
まとめ
ホ長調(Eメジャー)は、明るく華やかな響きと弦楽器やギターでの共鳴の良さが特徴の調です。調号は♯4(F♯、C♯、G♯、D♯)、相対短調は嬰ハ短調(C♯マイナー)で、協奏曲やソロ作品で多く用いられます。管楽器や移調楽器を使う際は、楽器選択や移調に配慮すると演奏がしやすくなります。
上昇と下降のEメジャー・スケール。
質問と回答
Q: ホ長調とは何ですか?
A: EメジャーはEを基音とするメジャースケールです。
Q: ホ長調の調号にはいくつのシャープがあるか?
A: ホ長調の調号には4つのシャープがあります。
Q: ホ長調の相対的短調は何ですか?
A:ホ長調の相対的短調は嬰ハ短調です。
Q: ホ長調はどんな楽器で演奏するのが難しいのですか?
A: ホ長調は管楽器で演奏するのは難しいです。
Q: なぜホ長調はヴァイオリンに適しているのですか?
A: ホ長調は、開放弦の2本がトニックとサブドミナントであるAとEなので、バイオリンに適しています。
Q: ホ長調の曲を書くとき、どんな種類のクラリネットを使えばいいのでしょうか?
A:ホ長調を書くときは、♭Bのクラリネットではなく、Aのクラリネットを使うと演奏しやすいと思います。
Q:ホ長調で書かれた有名な協奏曲は何ですか?
A: ホ長調で書かれた有名な協奏曲としては、フェリックス・メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲があります。
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