概要

ブラジル地理統計院は、ブラジルの人口、領土、経済に関する公式情報を作成する連邦機関である。ポルトガル語では Instituto Brasileiro de Geografia e Estatística と呼ばれる。この機関の任務には、統計の作成だけでなく、地理、地図作成、測地、環境データの収集と公開も含まれる。地理的な業務については 地図作成とマッピング、測地基準系については 測地サービス、環境情報については 環境統計 を参照されたい。本部はリオデジャネイロにある(本部)。

主要な機能と主な業務

IBGEの最もよく知られた任務の一つは、定期的に実施される全国人口・住宅国勢調査である。伝統的に、全人口の把握は10年ごとに行われ、国勢調査の間にはIBGEが年次推計や標本調査に基づく世帯調査を実施する。国勢調査と関連質問票では、識字、教育、世帯所得、年齢構成、職業、生活条件や衛生に関する指標などが収集される。

組織と歴史

20世紀初頭に設立され、1930年代にブラジルの行政能力の近代化が進む中で発展したこの機関は、それまで複数の部署に分散していた地図作成機能と統計機能を統合した。現在のIBGEは、中央の技術スタッフに加え、地域の調査チームや地図作成研究室を備えている。全国の空間基準を維持し、公式の領土区分を作成し、行政全般で用いられるコードや分類を提供している。

成果物、調査、データへのアクセス

IBGEは、国勢調査、標本世帯調査、自治体・州の指標、地理基盤図、統計年鑑など、幅広い刊行物とデータセットを公表している。一般的な成果物には、国勢調査間の人口推計、地域GDPのような経済指標、人口統計の概要、主題別地図、地理情報システムで使われるシェープファイルなどが含まれる。データは公共ポータルやダウンロード可能なデータベースを通じて公開され、計画や研究を支えている。

利用と意義

IBGEの公式統計は、公共政策、予算配分、都市計画、社会プログラムの立案に役立てられる。研究者、NGO、民間企業も、市場調査、人口分析、環境評価のためにIBGEデータを利用している。同機関の領土区分や自治体コードは、行政手続きや選挙手続きにおける標準的な参照基準である。

注目点と実務上の特徴

  • IBGEは統計調査と地図作成・測地作業を組み合わせ、人口データを地理的位置と結び付けている。
  • 国勢調査の質問票は包括的で、人口、経済、住宅に関する質問を含む。典型的な項目は年齢、所得、識字、教育である。
  • データは一般公開されるが、個々の回答は個人情報を保護するため、秘密保持規則によって守られている。

総じて、IBGEの成果はブラジルにおける公式の統計的・領土的枠組みを形成し、全国、州、地方の各レベルでの意思決定を支えるとともに、同国の人口、経済、地理を研究する際の主要な情報源となっている。