古墳時代(日本、紀元後約250~538年)
大型の墳墓「古墳」に名を由来する日本の考古学時代。ヤマト政権の成立、特徴的な前方後円墳、埴輪、大陸との交流、社会階層化がみられる。
概要
古墳時代は、通常、紀元後およそ250年から538年までとされる古代日本の考古学的・歴史的時代である。その名は、列島の中部・西部の景観を特徴づける、巨大な墳墓である古墳に由来する。この時期は、共通する物質文化と、今日の日本における、より大規模で階層性の強い政治体の出現を理由に、研究者によって独自の時代区分として扱われている。
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10 画像主な特徴と物質文化
この時代は、多くの遺跡で併存する次のような特徴によって規定される。
- 上空から見ると鍵穴形に見えることの多い前方後円墳をはじめ、円墳や方墳などの大規模な墳墓。
- 墳墓の上や周囲に置かれた、テラコッタ製の粘土製品である埴輪。単純な円筒形から、人・動物・家屋をかたどったものまである。
- 青銅鏡、鉄製の武器・工具、勾玉やガラス玉、馬具などの豊かな副葬品。これらは富と地位を示している。
- 社会階層化の進展を示す証拠と、しばしばヤマト政権と呼ばれる支配層の政治体の出現。
歴史と展開
古墳時代は弥生時代に続き、飛鳥時代に先行する。現在の奈良・大阪周辺にあたる畿内地域を中心として、各地の首長制社会がより大きな政治単位へと統合されていった過程が記録される。朝鮮半島および中国との交流はこの時期に強まり、製鉄などの技術と、新たな埋葬・祭祀の様式がもたらされた。古墳時代の伝統的な終期は、6世紀半ばの仏教伝来と行政改革に結び付けられており、これらは飛鳥時代の開始をもたらした。
考古学と意義
古墳の考古学的研究は、日本における初期国家形成について多くを明らかにしてきた。対象には、集落の分布、手工業の専門化、遠隔地との交易、祭祀の実践が含まれる。発掘と調査では、墳墓の構築方法や関連遺物を研究するため、航空写真、地球物理学的手法、慎重な層位記録が用いられる。多くの古墳は皇室に関わるもの、または別の形で保護対象となっているため、立ち入りや発掘が制限されることが多く、非破壊的な方法が重要となる。
著名な遺跡と時代の区別
古墳のなかには、体積の点で世界最大級の墳墓に数えられるものがある。また、墳墓群のいくつかは顕著な普遍的価値を認められている。百舌鳥・古市古墳群と、畿内地域にあるその他の大型墳墓は、広く知られる例である。古墳時代と隣接する時代との区別としては、墳墓の規模と形態、埴輪の広がり、そして後の飛鳥期の改革への道を開いた、より中央集権的な支配層の政権の出現が挙げられる。
参考文献
入門には、日本古代考古学の概説書やヤマト政権の歴史書を参照できる。研究文献では、列島各地における地域差、墳墓造営の年代観、国際的な交流が古墳時代の支配層の形成に果たした役割が論じられている。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com 古墳時代(日本、紀元後約250~538年) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/54095
出典
- lcweb2.loc.gov : "Kofun and Asuka Periods,"
- lcweb2.loc.gov : Library of Congress Country Studies, Japan