座標18°28′30″S 70°18′52″W / 18.47500°S 70.31444°W / -18.47500; -70.31444

XVアリカ・パリナコータ州XV Región de Arica y Parinacota)は、チリの15の一次行政区画の一つである。2007年10月8日に発足した。2007年10月8日に施行された。



概要

アリカ・パリナコータ州はチリ北部に位置する若い州で、海岸から高地(アルティプラーノ)まで多様な地形と気候を持ちます。州都は港湾都市のアリカ(Arica)であり、地域の経済・行政・交通の中心です。州は2007年に隣接するタラパカ州(Tarapacá)から分割されて設置され、沿岸部とアンデス山脈地域を一体的に管理する目的で創設されました。

地理と自然

  • 北はペルー、東はボリビア、南はタラパカ州、西は太平洋に接しています。
  • 海岸部は極めて乾燥したアタカマ砂漠の延長にあたり、沿岸の平野や渓谷(例:アサパ渓谷)で農業が行われます。
  • 内陸の高地(アルティプラーノ)には、ラウカ国立公園(Parque Nacional Lauca)やチュンガーラ湖(Laguna Chungará)、パリナコタ山(Parinacota)などの火山・高山湖があり、豊かな高山生態系が残されています。

気候

気候は標高と距離によって大きく異なります。海岸近くは年間を通して乾燥した砂漠気候で、降水はほとんどありません。内陸の標高の高い地域では、昼夜の温度差が大きく冷涼〜寒冷な気候になり、冬には降雪が見られます。

歴史

この地域は古くからアンデス先住民(アイマラ民族など)が居住してきた場所で、スペイン植民地時代以降も歴史的な交流地でした。1879年の太平洋戦争後、アリカ周辺はチリ領となり、20世紀を通じて港湾都市アリカは商業・輸送の拠点として発展しました。2007年の州設置は、地域固有の行政需要と発展戦略に対応するための政治的決定によるものです。

行政区分

州は2つの県(プロビンシア)に分かれ、さらに複数のコムナ(基礎自治体)で構成されています。主要な行政区画は次の通りです。

  • アリカ県(Provincia de Arica) — 主なコムナ:アリカ(Arica)
  • パリナコタ県(Provincia de Parinacota) — 主なコムナ:プトレ(Putre)、ジェネラル・ラゴス(General Lagos)

経済と交通

  • 経済は港湾貿易、農業(渓谷部の灌漑農業)、観光、及び越境貿易に依存しています。アリカ港はアンデス内陸国(特にボリビア)との貿易で重要な役割を果たします。
  • 交通は陸路(パンアメリカンハイウェイ)が主要であり、チャカルータ国際空港(Aeropuerto Internacional Chacalluta)が国際・国内線を結びます。また、貨物輸送として鉄道が歴史的に利用されてきました。

観光と文化

観光資源としては海岸のビーチ、アサパ渓谷の考古遺跡、ラウカ国立公園の高山景観、チュンガーラ湖と火山群が挙げられます。先住民文化(アイマラ文化)の伝統や祭礼も地域の文化的魅力となっています。

備考

州は面積や人口の点でチリの他地域と比較して小規模ですが、地理的・生態学的多様性と国際物流における戦略的な位置から、地域振興の観点で重要です。