ボリビア共和国(ボリビアきょうわこく)、通称ボリビアは、南米に位置する共和制国家。ブラジル、パラグアイ、アルゼンチン、ペルー、チリに陸続きになっている。2019年11月、長年の大統領エボ・モラレスが倒され、ジャニーヌ・アニェスがボリビア大統領に就任した。ボリビアの人口は1,067万人(2013年)。
ボリビアは、シモン・ボリバルにちなんで名づけられた。主な言語はスペイン語とケチュア語であるが、その他の言語もある。
概略と名称
正式名称はボリビア多民族国(Estado Plurinacional de Bolivia)で、2009年に採択された新憲法により「多民族国家」として再定義されました。国土はアンデス高地の高地帯(アルティプラーノ)からアマゾン熱帯林まで多様な地形を含み、海に面していない内陸国(内陸国)です。1879年の太平洋戦争以降、太平洋への出入口を失い現在は海に面していません。
地理
- 面積は約109万平方キロメートルで、南米で面積の大きい国の一つ。
- 地形は大きく三つに分かれます:アンデス山脈と高地帯(西部)、中部の山岳地帯や谷間(バジェ)、東部の低地(パンパや熱帯林、サバンナ)。
- 標高差が非常に大きく、ラパス周辺の高地は世界でも有数の高地居住地域です。一方、低地側は肥沃な熱帯地域で農業や牧畜が行われます。
- 著名な自然地形としてはウユニ塩原(Salar de Uyuni)やティティカカ湖(世界で高所にある最大級の淡水湖の一つ)があります。
人口・民族・都市
人口は近年増加しており、最新の推計では約1,200万〜1,230万人(2023年推計)程度です(2013年時点で1,067万人)。民族構成は先住民系が多く、ケチュア人・アイマラ人をはじめとするさまざまな先住民族が人口の大きな割合を占めます。都市化が進み、主要都市には以下があります:
- ラパス(実質的な行政の中枢、標高の高い都市)
- スークレ(憲法上の首都・司法府の所在地)
- サンタクルス・デ・ラ・シエラ(経済的に最も成長している都市)
- エル・アルト、コチャバンバなど
言語
ボリビアは多言語国家で、憲法上はスペイン語のほか多くの先住民言語を含む複数の公用語(合計で30以上、政府表記では37の公用語)が認められています。主要な言語はスペイン語、ケチュア語、アイマラ語、グアラニー語などで、地域や民族によって日常的に使われる言語が異なります。公的文書や教育でも多言語対応が進められていますが、都市と地方で言語使用の実態には差があります。
政治・行政
政治体制は大統領制の共和制で、国家元首である大統領が政府の長を兼ねます。2006年から2019年までエボ・モラレスが大統領を務めましたが、2019年末の混乱でモラレスは退任し、一時的にジャニーヌ・アニェスが暫定大統領を務めました。その後、2020年の選挙でモラレスが属する政党(運動社会主義運動:MAS)の候補、ルイス・アルセが勝利し大統領に就任しました(以降の情勢については随時変化します)。
行政区分は県(departamentos)に分かれ、それぞれに知事や地方自治体があります。憲法は先住民族の自治や共同体権を認めるなど、多民族国家としての制度を組み込んでいます。
経済
主な産業は天然資源に依存しており、天然ガスや鉱業(銀、亜鉛、錫、リチウムなど)が重要です。特にウユニ塩原に眠るとされる膨大なリチウム資源は世界的な注目を集めています。農業や畜産、林業、観光も経済の重要な柱です。通貨はボリビアーノ(BOB)です。
文化・社会
ボリビアは先住民文化が色濃く残る国で、伝統衣装、音楽、祭礼(例:オルーロのカーニバルなど)が豊富です。宗教はカトリックが一般的ですが、先住民の信仰と習合した独自の宗教文化も根強くあります。
補足・注意点
- 上記の政治・人口・経済の数値や状況は時点によって変化します。最新の正式統計やニュースでの確認を推奨します。
- 言語・民族に関する表現は敏感な問題を含むため、現地での自称や公式表記に基づいた尊重ある記述が重要です。



