溶岩:地表に噴出して流れる溶融岩石
溶岩は、火山活動によって地表へ噴出した溶融岩石である。この記事では、溶岩の形成過程、代表的な種類、危険性、科学者が研究する理由を解説する。
概要
溶岩とは、地質学者が地表に達した溶融岩石を指して用いる名称である。地下ではマグマとして存在し、火口や割れ目から噴出すると溶岩となる。地表では冷却されて固結し、さまざまな種類の火成岩となる。これにより景観が形づくられ、火山地形が生み出される。
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10 画像溶岩の形成と地表への到達
溶融岩石は、熱、減圧、あるいは揮発性成分の付加によって固体の岩石が融ける、マントルまたは下部地殻で形成される。圧力によって上方へ押し上げられると、岩石は導管や割れ目に沿って移動する。こうした経路は長い管状のものもあれば、開いた亀裂であることもある。溶融した物質は地殻の開口部である火口と割れ目を通り、外部の地表へ出現した時点で溶岩と呼ばれる。その移動と挙動は、温度、化学組成、ガス含有量に左右される。
代表的な種類と特徴
溶岩には非常に流動性が高いものから、きわめて粘性の高いものまである。科学者は流れの組織や形態によって分類する。
- パホイホイ溶岩 — 粘性が低く高温の溶岩がつくる、滑らかで縄状の表面。
- アア溶岩 — 表面のより速い冷却と高い粘性によって生じる、粗くごつごつした塊。
- 塊状溶岩 — 非常に粘り強く、ゆっくり移動する破片が火口付近に積み重なったもの。
- 枕状溶岩 — 溶岩が水中で噴出した際にできる、丸みを帯びた形態。
流れにくさを表す粘性は重要な性質である。粘性の高い溶岩は移動に抵抗して急な地形をつくる一方、流動性の高い溶岩は広範囲に広がる(粘性)。
危険性、利用、科学的重要性
溶岩は植生に火を付け、建物やインフラを破壊し、河川の流路を変えることがある。その危険性にもかかわらず、冷え固まった溶岩は肥沃な土壌や新たな陸地をもたらす。火山学者は、噴火様式と危険度を評価し、地球の地質学的歴史を読み解くために、溶岩の化学組成、温度、流動パターンを研究する。流れの挙動に関するリモートセンシングと現地測定(流動力学)は、危険の予測や避難誘導に役立つ。
重要な区別
地下にある溶融岩石を指すマグマとは異なり、溶岩は地表または地表より上にある物質を特に指す。その形態には噴火時の条件が記録される。ガラス質の組織は急速な冷却を示し、結晶質の構造は地下深部でのより緩やかな冷却を示唆する。こうした違いを理解することは、地質学者が過去の噴火を復元し、将来の活動を予測する助けとなる。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com 溶岩:地表に噴出して流れる溶融岩石 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/56352
出典
- www2.norvol.hi.is : Introduction to geology and geodynamics of Iceland, R.G. Trønnes, Nordic volcanological Institute, University of Iceland
- sciencedaily.com : Scientists Study 'Glaciovolcanoes,' mountains of fire and ice, in Iceland, British Columbia, US ScienceDaily, Apr. 23, 2010