うさぎ座(Lepus)とは — 名称由来・位置・主な恒星まとめ

うさぎ座(Lepus)の名称由来・位置・主な恒星をわかりやすく解説。オリオン座下に位置する歴史ある星座の魅力と観察ポイントを紹介。

著者: Leandro Alegsa

うさぎ座は、天の赤道より南にある星座です。名前はラテン語でウサギを意味する。ウサギはギリシャ神話のどの人物にも由来しない。2世紀の天文学者プトレマイオスが記した48の星座の一つである。現代の88星座の一つである。オリオン座(狩人)の下にある。オリオンに追われるウサギの姿で知られている。

この星座は、狼であるLupusと混同しないようにしましょう。

名称と由来

うさぎ座(Lepus)のラテン名「Lepus」はそのまま「ウサギ」を意味します。古代ギリシャ・ローマの星座記載では特定の神話的人物に結びつけられていませんが、オリオン座のすぐ下に位置することから「狩られるウサギ」として描かれることが多く、周辺の星座との関係で物語や図像化がなされてきました。近代になってもアルマゲスト以来の伝統的な星座の一つとして扱われています。

位置と見え方

  • 夜空での場所:オリオン座のすぐ南に位置し、冬の夜空に見つけやすい星座です。オリオンの三つ星(ベルト)やリゲルの下方に視線を向けると見つけやすいです。
  • 赤経・赤緯の目安:赤経はおよそ5時台に位置し、天の赤道より南側に広がる領域です(詳細な境界は国際天文学連合(IAU)が定めています)。
  • 観察時期:北半球では冬(12月〜2月)が見やすい時期です。南半球では比較的高めの空に見え、観察条件は良好です。
  • 可視性:明るい恒星は少数で、暗い星や淡い散開星団・球状星団などは光害の少ない場所での観察や望遠鏡が有効です。

主な恒星

  • α(アルファ)星:アルネブ(Arneb) — うさぎ座で最も明るい恒星。黄白色の巨星・超巨星で、視等級はおよそ2〜3等級台と比較的明るく、星座の中心的な存在です。Arneb はアラビア語由来の名前で「ウサギ」を意味します。
  • β(ベータ)星:ニハル(Nihal) — こちらも明るい恒星で、青白い光を放ちます。視等級はおよそ2〜3等級台です。
  • γ(ガンマ)星 — 太陽に似た性質を持つ恒星として知られ、比較的明るく肉眼で確認できます。
  • R(アール)星(R Leporis、Hind’s Crimson Star) — 非常に赤く見えるカーボン星(炭素星)で、独特の深紅色から「Hind の赤い星」として知られます。ミラ型の長周期変光星で、等級は数等級から10等級台まで大きく変化します。アマチュア天文家にも人気があります。

主な深宇宙天体

  • メシエ79(M79) — うさぎ座内にある球状星団で、望遠鏡で観察できる代表的対象です。マップ上での位置は星座の南部近辺にあります。
  • その他、淡い散開星団や銀河、暗い星雲などが点在しますが、明るいメシエ天体は少なめです。観察には双眼鏡や小型望遠鏡が有効です。

歴史と学術的扱い

うさぎ座は古典的な星座として古代から知られ、プトレマイオスの著作にも含まれていました。近代では国際天文学連合(IAU)が採用した88星座の一つであり、境界線や正式名称はIAUの定義に従います。星図作成やナビゲーション、文化史の研究対象としても扱われています。

観察のヒント

  • オリオン座を目印にして、その下側の比較的暗い領域を探すと見つかります。
  • R星のような変光星やM79のような天体は、季節と時間帯、観測機材によって見え方が大きく変わるため、複数回の観察や星図・アプリの利用をおすすめします。

最後に再度注意点として、この星座は狼座の Lupusとは別の星座です。名称や語形が似ているため混同しないようにしましょう。

注目の機能

深海の天体

  • IC418は、約1,100光年の距離にある惑星状星雲です。
  • レプタス座には、M79というメシエ天体が1つあります。地球から42,000光年の距離にある8.0等星球状星団である。北半球の冬に見られる数少ない球状星団である。
肉眼で見ることのできる「うみへび座」。Zoom
肉眼で見ることのできる「うみへび座」。



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