座標35°26′S 71°40′W / 35.433°S 71.667°W / -35.433; -71.667
第7マウル州(スペイン語:VII Región del Maule)は、チリの16の一次行政区画の一つである。州都はタルカ市。
この地域の名前は、主要な川であるMaule川に由来しています。
地理と地形
マウレ州はチリ中部に位置し、東はアンデス山脈、中央は中央谷(セントラル・バレー)、西は海岸山脈と太平洋に接しています。地形は山岳地帯、肥沃な谷、海岸線が並び、気候帯や植生も多様です。主要な河川はマウレ川で、アンデスの雪解けを集めて太平洋に注ぎ、農業用水や灌漑、発電に重要な役割を果たします。
行政区画と主要都市
州は複数の県(プロビンシア)に分かれ、主要都市や自治体が点在します。中心的な都市は州都のタルカ(タルカ市)で、行政・教育・商業の中心です。その他、歴史的・経済的に重要な都市としてはクリーコ(Curicó)、リナレス(Linares)、カウケネス(Cauquenes)などがあります。
気候と自然
気候は地帯によって異なりますが、一般に地中海性気候(夏は乾燥し暑く、冬は温暖で降雨がある)が広く見られます。アンデス側では降雪や寒冷な気候、海岸部ではより温和で湿潤な気候が特徴です。自然景観としては、ラダル・シエテ・タサス(Radal Siete Tazas)などの保護区や滝、山岳風景、海岸線の眺めが観光資源になっています。
経済
- 農業・園芸:マウレ渓谷はチリ有数の農業地帯で、ブドウ(ワイン生産)、果物(リンゴ、ナシ、イチゴ等)、野菜、穀物の生産が盛んです。
- ワイン産業:マウレ・ヴァレーは歴史的なワイン生産地で、多数のワイナリーと地元ブランドがあります。
- 林業・牧畜:森林資源や畜産も地域経済に寄与しています。
- サービス・工業:都市部を中心に商業や軽工業、食品加工業などが発展しています。
交通
国内の南北幹線であるパナメリカーナ(国道5号線)は州内を通り、首都サンティアゴや南部の都市と結びます。鉄道やバス網も整備され、地方間の移動や物流を支えています。主要な港や沿岸路線を通じて海上輸送も行われます。
観光・見どころ
- ラダル・シエテ・タサス(滝と岩盤の景観)
- マウレ河谷のワイナリー巡り
- 海岸都市コンスティトゥシオン(Constitución)付近の海岸線やビーチ
- 山岳リゾートやトレッキング、温泉など自然を生かしたレジャー
歴史と災害
地域はスペイン植民地時代から農業地帯として発展してきました。近年では2010年(平成22年)に発生した大規模地震(マウレ地震、Mw 8.8)がこの地域に甚大な被害を与え、沿岸部や都市部で復興・再建が進められてきました。地震や津波対策、建築の耐震化はこの地域の重要な課題です。
人口と文化
人口は都市部に集中していますが、農村地域にも多くのコミュニティが存在します。伝統的な祭りや食文化、ワイン文化が地域社会に根付いており、地元の市場や郷土料理も観光の魅力です。
以上はマウレ州の概要と主要な特徴です。気候や産業、観光資源が多彩で、チリ中部の重要な地域の一つとなっています。

