座標。34°10′02″S 70°43′37″W / 34.16722°S 70.72694°W / -34.16722; -70.72694
ベルナルド・オヒギンズ地方(スペイン語: VI Región del Libertador General Bernardo O'Higgins、通称オヒギンズ地方(O'Higgins Region))は、チリの15の第一次行政区画の一つであり、チリ独立の指導者の一人であるベルナルド・オヒギンズ・リケルメに敬意を表して命名されています。
この地域の行政中心地で最大の都市はランカグアで、第二の主要都市はサンフェルナンドです。ランカグアは首都サンティアゴから南へおよそ80–90kmに位置し、都市圏と鉱業・農業の拠点として発展しています。
地理と位置
オヒギンズ地方はチリ中央部に位置し、西は太平洋、東はアンデス山脈に接し、北はサンティアゴ(首都圏)に、南はマウレ地方に接しています。地域の地形は沿岸平野、中央谷(バジェ)、そしてアンデスの山岳地帯からなり、主要河川としてはカチャポアル川(Río Cachapoal)やティンギリリカ川(Río Tinguiririca)などが流れます。
行政区画
オヒギンズ地方は以下の3つの州(プロビンシア)に分かれています:
- Cachapoal(カチャポアル州) — 州都:ランカグア
- Colchagua(コルチャグア州) — 州都:サンフェルナンド
- Cardenal Caro(カルデナル・カロ州) — 州都:ピチレム(Pichilemu)などの沿岸地域を含む
経済と産業
地域経済は農業(果樹、野菜、穀物)、畜産、林業、そしてワイン生産が中心です。特にコルチャグア・バレーは世界的に知られるワイン生産地であり、多くのワイナリー(ボデガ)やワイン観光が盛んです。ランカグア近郊には世界最大級の地下銅鉱山であるエル・テンリエンテ鉱山(El Teniente)があり、銅鉱業は地域経済にとって重要な役割を果たしています(国営企業コデルコが運営)。
気候と自然
地中海性気候が主で、夏は乾燥して高温、冬は比較的湿潤で涼しい季節があり、山間部では雪も見られます。沿岸部は海洋の影響を受け比較的温和ですが、内陸の谷間は夏季にかなり暑くなります。豊かな農地とワイン用ブドウ畑、アンデス側の山岳風景が特徴です。
交通とアクセス
主要幹線道路のパナアメリカンハイウェイ(ルタ5)が地域を縦断しており、サンティアゴとの交通は高速道路や鉄道で結ばれています。ランカグアはサンティアゴ方面への通勤・物流の結節点となっており、地域内の道路網や公共交通も発達しています。
観光・文化
- ワイン観光:コルチャグア・バレーのワイナリー巡りやワインフェスティバルが人気。
- 海岸リゾート:ピチレムはサーフィンとビーチで知られる観光地。
- 歴史・文化:独立運動に関わる史跡や地方博物館、伝統的な祭りや料理が楽しめます。
歴史的背景
地域名はチリ独立の英雄であり、初代実質的な指導者であったベルナルド・オヒギンズに由来します。植民地時代から独立後にかけて農牧業地域として発展し、近年は鉱業やワイン産業の発展により経済基盤が多様化しました。
オヒギンズ地方は、自然景観と農産物資源、歴史的遺産を兼ね備え、首都圏にも近いことから観光と産業の双方で重要な役割を持つ地域です。

