概要。メンドーサはアルゼンチン西部の州である。クージョ地方の一部をなし、西側の高いアンデス山脈と東側の乾燥した平野のあいだに広がっている。この位置づけにより、州は国内の地理と経済の両面で重要な役割を担っている。すなわち、国内最大のワイン生産地であり、山岳観光への玄関口でもある。州都であり主要都市圏でもある都市もメンドーサと呼ばれる。
位置と地理
州はアルゼンチン国内のいくつかの州と国境に接している。北にはサン・フアン州、東にはサン・ルイス州とラ・パンパ州があり、南にはネウケン州が位置する。西側はチリとの国境である。メンドーサはより広いクージョ地域の一部で、アンデスの雪解け水で潤う河谷、高原、そしてアンデス西斜面を含む。州内には大陸最高峰でありアルゼンチン最高峰でもあるアコンカグアがあり、一般にアコンカグアとして知られている。
気候、灌漑、農業
メンドーサの気候は、おおむね乾燥から半乾燥で、日較差が大きく、降水の多くは山地に近い夏季に集中する。農業は、アンデスの小川や河川の融雪水をブドウ畑、果樹園、野菜畑へ引き込む灌漑システムに大きく依存している。メンドーサはアルゼンチン最大のワイン生産地であり、マルベックをはじめとするブドウ品種と強く結びついている。ワイン生産と関連産業は、州経済の一部を大きく占める。ほかの重要な作物には、オリーブ、果物、保存性の高い穀物がある。
歴史と文化
スペイン植民地化以前、この地域には先住民が暮らしていた。のちにヨーロッパ人の入植と植民地行政が、州の町や灌漑網の形成に影響を与えた。メンドーサは南米独立の過程で決定的な役割を果たした。アンデス軍は、チリへの有名な越境の前にここで編成された。州はブドウ栽培に結びつく文化的伝統を保っており、毎年のブドウ収穫祭は、地元の技術、音楽、料理を称え、訪問者を引きつけている。
人口、経済、観光
メンドーサの人口は21世紀初めに約160万人と記録された。公用語はスペイン語であり、スペイン語、英語、イタリア語、ポルトガル語を話す人々や訪問者も少なくない。州経済は、農業、とくにワイン、食品加工、軽工業、鉱業、サービス業を組み合わせている。観光は、ワイナリー、山岳トレッキング、スキー、アコンカグアを中心に発展し、雇用と来訪者数に大きく寄与している。訪問者はまた、歴史的遺跡、博物館、そして地元でボデガやワイン街道として知られる景勝の谷も巡る。
注目点
- アルゼンチンのより大きな州制度の一部として、メンドーサはブドウ栽培のテロワールと高地のブドウ畑で知られる。
- アルゼンチンに位置し、国内の行政区分では重要な農業・観光の中心地とされる。
- クージョとアンデスの移行帯にある地理的条件が、気候、水利用、アウトドア・レクリエーションの機会を形づくっている。
- 歴史資料や国勢調査資料、たとえば2001年国勢調査は、州の人口統計を把握する基礎となる。
- 地域の言語と文化のつながりは、メンドーサを南米のより広いコミュニティや移民 समुदायに結びつけている。関連する言語情報は言語資料、州情報は公式ポータルも参照できる。
この地域についてさらに知るには、州の案内や旅行情報、またアルゼンチンワインとアンデス登山に関する専門文献を参照するとよい。オンラインでは観光リンクや地域ワインのリンクに相当する資料がある。