三菱・カリスマは、三菱自動車が欧州市場向けに投入したコンパクトファミリーカーである。1990年代半ばに登場し、実用性と経済性を重視しながら、従来型のセダンとリフトバックという2つのボディアプローチを組み合わせていた。このモデルは、混戦状態にあるCセグメントで、ほかの欧州車や日本車の競合に対抗することを意図していた。

デザインと設計

カリスマは、欧州の嗜好や規制に合わせて開発され、シャシーとサスペンションは地域の道路事情に向くよう調整された。特筆すべき点は、初代ボルボS40/V40とプラットフォームおよび一部の構造部品を共有していたことで、両車はオランダのNedCar工場で組み立てられた。基本骨格を共有しながらも、三菱とボルボは外装と内装をそれぞれ異なるデザインとし、エンジンや装備の選択にも違いを持たせていた。

ボディ形式、エンジン、装備

三菱はカリスマに複数のグレードを設定し、個人ユーザーと法人需要の双方に対応できるよう、ガソリンおよびディーゼルの各種パワートレインを用意した。一般的な構成は4ドアセダンと5ドアリフトバックで、トランスミッションには手動式と自動式があった。装備レベルは、基本的な経済仕様から、当時一般的だった快適装備や安全装備を重視した上級仕様まで幅広かった。

  • ボディタイプ: セダンとリフトバック
  • パワーソース: 複数のガソリンおよびディーゼル仕様
  • トランスミッション: マニュアルとオートマチック

このモデルは、外観と内装を近代化し、競合車に歩調を合わせるためのマイナーチェンジも受けた。

生産時期と市場

カリスマの生産は1995年に始まった。モデルライフの途中で行われたフェイスリフトでは、フロントまわりと室内の細部が更新された。三菱は1990年代後半から2000年代初頭にかけてカリスマを販売し続け、生産終了は2004年だった。生涯を通じて、この車は主として欧州市場を対象とし、個人用の移動手段だけでなく、社用車やレンタカーとしても使われた。

大ヒットモデルではなかったものの、カリスマは欧州向けに開発されたこと、そして当時一般的だったメーカー間のプラットフォーム共有の一例であることから記憶されている。ボルボとの協業とNedCar工場での生産は、このモデルの特に注目される点の一つである。