山岳タイムゾーンは、標準時(UTC-7)には7時間、サマータイム(UTC-6)には6時間差し引かれます。

このタイムゾーンは、標準時(冬期)には山岳標準時(MST)と呼ばれます。夏時間(サマータイム)の間は、山岳夏時間(MDT)と呼ばれます。米国とカナダでは、このタイムゾーンは単に山地時間(MT)と呼ばれることが多い。

太平洋時間帯より1時間早く、中部時間帯より1時間遅れています。

基本のしくみ(UTCオフセット)

  • MST(Mountain Standard Time)=UTC−7:冬期の標準時。
  • MDT(Mountain Daylight Time)=UTC−6:サマータイム(夏時間)を採用している地域の夏季時刻。
  • MT:一般的な呼称。MST/MDTのいずれかをまとめて指すことが多い。

サマータイム(夏時間)の期間と取り扱い

  • 米国・カナダの多くの地域では、サマータイムは毎年 3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで(2007年以降の規定)です。開始時は午前2時に時計を1時間進め、終了時は午前2時に1時間戻します。
  • ただし例外があります。たとえば米国アリゾナ州(ナバホ・ネーションを除く)は通年で標準時(MST、UTC−7)を維持し、夏時間を採用しません。同様にメキシコの一部の州(例:ソノラ州)は独自の運用を行っています。

主な対象地域と代表都市

  • 米国:コロラド州、モンタナ州、ワイオミング州、ユタ州、ニューメキシコ州の一部、アイダホ州の一部など(代表都市:デンバー、アルバカーキなど)。
  • カナダ:アルバータ州を中心に、ブリティッシュ・コロンビア州の一部やノースウェスト準州の一部など(代表都市:カルガリー、エドモントンなど)。
  • メキシコ:州により山岳時間を採用する地域があります(例:チワワ州の一部など)。
  • 特殊例:フェニックス(アリゾナ州)は通年MST(夏時間なし)。

実用的な変換例と注意点

  • UTC 12:00 → MST 05:00(UTC−7)、MDT 06:00(UTC−6)。
  • 太平洋時間(PT)と比較すると、山岳時間は常に 1時間進んでいる(例:PST 10:00 = MST 11:00)。
  • 中部時間(CT)とは逆に、山岳時間は 1時間遅い(例:CT 12:00 = MST 11:00)。
  • 国や州ごとに夏時間の採用状況が異なるため、国際会議やフライトの予約時には対象都市の現地時刻(またはIANAタイムゾーン名:例 America/Denver, America/Edmonton, America/Phoenix)を確認するのが確実です。

技術的メモ(プログラムやサービス利用時)

  • サーバやアプリでは固定オフセット(例:UTC−7)よりも IANAタイムゾーン識別子(例:America/Denver, America/Phoenix)を使うと、夏時間の自動調整や例外処理が正確になります。
  • カレンダーやスケジューラで複数のタイムゾーンの参加者を扱う場合は、各参加者のロケーションに応じたタイムゾーンを明示すると誤差を防げます。

まとめ(ポイント)

  • 山岳タイムゾーンは標準時でUTC−7、夏時間はUTC−6。
  • 太平洋時間より1時間進んでおり、中部時間より1時間遅い。
  • 多くの地域で夏時間を採用するが、アリゾナ州(ナバホ・ネーションを除く)やメキシコの一部など例外があるため、個別の地域で確認が必要。