イギリスのロックバンド、Oasisのディスコグラフィーは、スタジオアルバム7枚、ライブアルバム1枚、コンピレーションアルバム2枚、エクステンデッド・プレイ(EP)2枚、ビデオアルバム5枚、シングル31枚で構成されています。これらのリリースは世界中で数千万枚の売上を記録し、1990年代から2000年代にかけてブリットポップ/ロックシーンを代表する存在として評価されました。
結成とメンバーの変遷
オアシスは1991年にボーカルのリアム・ギャラガー、ギタリストのポール・アーサーズ(通称「ボーンヘッド」)、ベーシストのポール・マクギガン(通称「ギグジー」)、ドラマーのトニー・マッキャロルによって結成されましたが、すぐにギタリスト、ボーカル、リード・ソングライターのノエル・ギャラガー(リアムの兄)が加わりました。以後、メンバーは数回入れ替わり、1995年頃からはドラマーにアラン・ホワイトが参加するなどラインナップが安定していきます。ノエルのソングライティングとリアムのボーカル・キャラクターがバンドの核となり、その後のヒットと批評的評価を牽引しました。
主要アルバムと商業的成功
デビュー・アルバム「Definitely Maybe」は、イギリスのアルバム・チャートで1位を獲得し、その後、イギリスのレコード業界からは7回のプラチナ認定を受け、アメリカのレコード業界協会とカナダのレコード業界協会からはプラチナ認定を受けました。デビュー・シングル「Supersonic」は全英シングル・チャートで31位を記録しましたが、オアシスの名を一気に広める重要な作品となりました。
続く(What's the Story) Morning Glory?は、バンド史上最大の商業的成功を収めたアルバムで、当時の新ドラマー、アラン・ホワイトを迎えてレコーディングされました。世界中でヒットし、イギリスをはじめオーストラリア、ニュージーランド、スウェーデン、スイスなど複数の国で1位を獲得。イギリスではBPIによるプラチナ14回(14×プラチナ)という史上稀に見る高い認定を受け、アメリカのRIAAではプラチナ4回、カナダのCRIAではプラチナ8回、オーストラリアでは6回のプラチナ認定を受けています。このアルバムからのシングル「Some Might Say」はバンド初の全英シングル1位となり、また「Wonderwall」「Don't Look Back in Anger」などの楽曲は世界的なアンセムとなりました。
3rdアルバムのBe Here Nowも発売当初は大きなセールスを記録し、複数の国でアルバムチャート1位を獲得、ビルボード200では2位を獲得するなど成功を収めました。一方でサウンド面や長尺の曲構成に対する賛否もあり、評価は作品ごとに分かれます。1998年にはB面や未発表曲を集めたコンピレーション盤『The Masterplan』をリリースし、同作はイギリスでプラチナ認定を受けるなど商業的にも支持されました。
ディスコグラフィー概況(主なスタジオアルバム)
- Definitely Maybe (1994) — デビュー作。勢いのあるロックサウンドで高評価。
- (What's the Story) Morning Glory? (1995) — 世界的ヒット。代表曲多数。
- Be Here Now (1997) — 発売直後のセールスは圧倒的。
- Standing on the Shoulder of Giants (2000) — サウンドの実験と変化が見られる作品。
- Heathen Chemistry (2002) — リアムとノエル以外の楽曲提供も増加。
- Don't Believe the Truth (2005) — 再評価を受けたアルバムの一つ。
- Dig Out Your Soul (2008) — 最終スタジオアルバム。エネルギッシュなロック回帰。
シングルやEP、ビデオ作品も多数リリースされ、ライブパフォーマンスの映像作品やプロモーションビデオを通じてファン層を広げました。バンドは2009年に活動停止(解散)を発表しましたが、その楽曲群は現在でもロックの名盤・名曲として頻繁に取り上げられています。
影響と評価
オアシスは1990年代のブリットポップを代表するバンドの一つとして、同時代のガールズ/ロック・シーンや後続のバンドに大きな影響を与えました。ノエルのソングライティングとメロディーメイキング、リアムの特徴的な歌声とカリスマ性は、リリースされたアルバムやシングルのセールス、チャート成績、そして後世への影響として高く評価されています。
下に挙げた数字や認定は代表的なものですが、各国での販売実績やチャート履歴、リリース日・バリエーション(国内盤・輸入盤・再発盤)などを合わせるとディスコグラフィーはさらに詳細になります。興味があれば各アルバムやシングルごとのチャート推移や販売データも補足できます。