Parides alopius(白点カトルハート)— 特徴・分布・生態
Parides alopius(白点カトルハート)は、メキシコ原産の中型の新世界アゲハチョウ。白い斑点のある黒い翅と後翅の赤い模様が特徴で、米国アリゾナ州南東部でまれな迷行記録がある。
Parides alopiusは、通称「白点カトルハート」と呼ばれる、新世界に分布するチョウの一種で、アゲハチョウ科に属する。本種は、暗い地色の翅に目立つ白色の斑点が入り、後翅には対照的な赤色の斑紋が見られることでよく知られる。「カトルハート」という名は、同様に大胆な模様をもつ近縁のParides属数種にも共通して用いられる。
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2 画像形態と識別
成虫は中型で、両翅の地色は力強い黒色である。翅に並ぶ白い点または斑点が和名の由来となっており、後翅にある一つ以上の赤い部分も識別上の目印となる。雌雄の全体的な模様は似ているが、個体によって大きさや斑点の正確な配置には変異がある。飛翔は、同属の他種と同様に、通常は力強く直線的である。
分布と生息地
Parides alopiusはメキシコ原産であり、主として同国に限定して分布する。幼虫の食草と成虫の吸蜜源が利用できる場所に生息する。メキシコ国境より北では、時おり迷行個体が記録されており、アメリカ合衆国、とくにアリゾナ州南東部で少なくとも1件の確認記録がある。分布域内では、林縁からウマノスズクサ科の食草が生育する場所まで、さまざまな環境を利用する。
生態と生活環
多くのParides属の種と同様、幼虫はウマノスズクサ科(Aristolochiaceae)の植物を食べる。これらの植物はしばしば化学的防御物質を含み、その結果、成虫は捕食者にとって食べにくいものとなる。生活環はチョウに一般的な変態の段階、すなわち卵、幼虫(いもむし)、蛹(さなぎ)、成虫を経る。成虫は花を訪れて蜜を吸い、塩分を得るために吸水行動を行うことがある。
保全と補足
本種が世界規模で広く絶滅の危機にあるとは知られていないが、地域の個体群は、生息地の喪失や食草の利用可能性を低下させる変化の影響を受けやすい。Parides属のチョウは健全な在来植物群落の指標となることが多いため、その生息地を保全することは、より広範な生物多様性にも利益をもたらす。分類や記録の詳細については、専門資料および地域のチェックリスト(種の解説)を参照のこと。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com Parides alopius(白点カトルハート)— 特徴・分布・生態 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/74645