カメムシ科(Pentatomidae):カメムシ・シールドバグの科
カメムシ科(Pentatomidae)は、盾形の体をもつ半翅目の大きな科で、カメムシやシールドバグと呼ばれる。農業害虫となる種が多い一方、捕食性で生態系に役割を果たす種もいる。
概要
カメムシ科(Pentatomidae)は半翅目に属するカメムシ類の科で、しばしばカメムシまたはシールドバグと呼ばれる。科名は「5」と「節」を意味するギリシア語の語根に由来し、体または触角の節にちなむ。世界には約4,700種が知られ、畑や果樹園から森林、庭園まで、さまざまな生息地に分布する。
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10 画像識別と生態
カメムシ科の昆虫は、幅広い盾形の体、よく発達した小楯板(背面にある三角形の板)、および植物または動物の組織から摂食するための刺吸式口器によって識別される。不完全変態を行い、卵からふ化した幼虫は成虫に似るが翅を欠き、脱皮を重ねて成虫となる。多くの種では触角が5節からなり、捕食者に対する防御として、刺激を受けると腺から特徴的なにおいを放出する。
分類と多様性
本科は、主として植物を食べる系統と、より少数の捕食性分類群を含む複数の下位群に分けられる。カメムシ科は異翅亜目の一部であり、その内部分類には体形、体色、食性の違いが反映されている。種の多様性は熱帯および温帯地域で特に高く、昆虫学者によって現在も新種が記載され続けている。
経済的重要性
多くのカメムシ科昆虫は種子、果実、莢、茎を食べ、いくつかの種は重大な農業害虫である。例として、クサギカメムシやミナミアオカメムシは果樹や畑作物に被害を与え、外観上の損失や収量減少を引き起こす。こうした習性と生活環のため、カメムシ類は作物において防除が難しいことが多く、一部の個体群は農薬で容易に防除できないため、総合的病害虫管理の手法が求められる。
管理と生態学的役割
防除では、モニタリング、遮断(網やスクリーン)、栽培上の対策、天敵である寄生者や捕食者を利用する生物的防除、必要性が認められる場合の選択的な殺虫剤使用が重視される。少数のカメムシ科昆虫は有益な捕食者で、ほかの昆虫の抑制に役立つことがあるため、処理前の正確な同定が重要である。侵入種は地域の生態系を変化させ、よりよい検出法と抑制法の研究を促している。
主な特徴
- 防御:つぶされたり脅かされたりすると、揮発性化合物により特徴的な「におい」を生じる。
- 摂食:刺吸式口器から酵素を注入し、果実を変形させたり種子に損傷を与えたりすることがある。
- 生活環:温暖な気候では年に複数世代が発生し、寒冷な地域では年1世代となる。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com カメムシ科(Pentatomidae):カメムシ・シールドバグの科 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/75637