イソマツ科(Plumbaginaceae): 花卉や耐塩性植物を含む植物科
イソマツ科は世界各地に分布する草本・低木・つる植物の科で、園芸や切り花で親しまれるスターチス類やハマカンザシ類を含み、多くの種が耐塩性をもつ。
イソマツ科(Plumbaginaceae)は、一般にリードワート科またはプルンバゴ科とも呼ばれる被子植物の一群で、およそ10属・約560種からなる。構成種は小型の一年草から多年生の低木、つる性植物まで幅広い。特にArmeria(サクラソウモドキ類、thrift)やLimonium(シーラベンダー、statice)は園芸や切り花市場でよく知られている。多くの種は、開けた沿岸部や塩分を含む環境に適応しており、伝統的な薬用に用いられてきたものもある。
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3 画像主な特徴
この科の植物は、ふつう単葉をつけ、小さな花がまとまった、しばしば紙質の花序をつくる。花は放射相称で、5枚の萼片と5枚の花弁をもつことが多く、密な房状または円錐花序に咲く。萼や周囲の苞が残存しやすく、そのため乾燥花として重宝される、装飾的で紙のような外観を生み出す。生育型もさまざまで、低く広がる芝状の草本、株立ちする多年草、木質化した亜低木、つる性の種まで含まれる。
分類と起源
イソマツ科はナデシコ目(Caryophyllales)に属する。科名は属名Plumbagoに由来する。現在の分類では、比較的多くの種を少数の属にまとめる扱いが一般的であり、形態学的研究と分子データによって科の範囲はより精密に定められてきた。化石記録は限られるが、現生の多様性は、開けた、とくに沿岸性の生息環境への古い適応を示唆している。
分布と生育環境
この科の構成種は世界各地に見られ、とくに温帯から亜熱帯に多い。多くの種は塩生植物または乾生植物で、海食崖、塩性湿地、岩場、乾いた草原などに生育する。塩分のある土壌や水はけのよい土壌への耐性は、沿岸植生の重要な構成要素であることに加え、扱いにくい庭園環境でも役立つ。
利用と園芸
イソマツ科には観賞用として栽培される種がいくつかある。Armeria属の種は、ロックガーデンや花壇の縁取りに使われる、コンパクトで色彩豊かな株をつくる。Limonium属は、その紙質の萼が色と形を保つため、ドライフラワー産業の重要な材料となっている。伝統的な薬用に使われる種もあり、植物化学の研究対象にもなってきたが、治療効果の主張には科学的な検証が必要である。園芸家は、乾燥や耐塩性に優れる多くの種を高く評価している。
注目される属と要点
- Armeria — ハマカンザシ類。芝状にまとまる多年草が多い。
- Limonium — シーラベンダー、またはスターチス。生花にもドライフラワーにも重要。
- Plumbago — ルリマツリ類。地域によって木本または草本として見られる。
植物学的な詳しい記載、栽培の助言、分類上の情報は、追加資料を参照するとよい。イソマツ科は、塩分に強い植物相を研究する生態学者にとっても、丈夫な観賞植物を求める園芸家にとっても関心の高い科である。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com イソマツ科(Plumbaginaceae): 花卉や耐塩性植物を含む植物科 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/77503