ジェームズ・ロバート・ダグラス・"ロブ"・バイロナス(James Robert Douglas "Rob" Bironas、1978年1月29日 - 2014年9月20日)は、アメリカンフットボールのプレースキッカー。ジョージア・サザン大学イーグルスでカレッジフットボールをプレーした後、プロでは主にキッカーとして活躍した。ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)では通算144試合に出場し、特にテネシー・タイタンズでの活躍が知られている。NFLではオールプロチームに選出され、2007年にはプロボウルにも出場した。また、プロ入り前にはアリーナ・フットボール・リーグ(AFL)のチャールストン・スワンプ・フォックス、カロライナ・コブラ、ニューヨーク・ドラゴンズでもプレーした。バイロナスは、2014年3月19日にタイタンズからリリースされた。
経歴
ジョージア・サザン大学では正確なキックと強いキック力で注目を集め、大学卒業後はNFLに即入団とはいかなかったが、AFLなどのアリーナフットボールで経験を積んでからNFLの舞台に定着した。タイタンズでは2005年から主にキッカーとして起用され、長年にわたり安定した得点源としてチームに貢献した。
プレースタイルと主な記録・実績
バイロナスは強力な脚力と安定した精度を武器に、長距離のフィールドゴールを成功させることが多かった。2007年はキャリアのハイライトの一つで、同年にプロボウル選出とオールプロ選出を果たし、リーグ内で高く評価されたシーズンとなった。特に2007年10月21日のヒューストン・テキサンズ戦では1試合で8本のフィールドゴールを成功させ、NFLにおける1試合最多フィールドゴールの記録に並ぶ活躍を見せた(この試合での活躍は当時大きく報じられた)。
人物と影響
チームメイトやファンからはその確実性と勝負強さを評価され、試合終盤の重要な場面でチームを救う場面も多かった。プロ選手としての活動を通じて地域コミュニティやチームに貢献し、引退後も多くのファンに忘れられない存在となった。
事故と死
2014年9月20日、バイロナスは自身が運転するSUVのコントロールを失い道路から逸脱、数本の木に衝突して車が逆さまになる1台のみの交通事故に遭った。現場からバンダービルト大学メディカルセンターに搬送されたが、病院で死亡が確認された。享年36。
バイロナスの死去はチーム、NFL関係者、ファンに衝撃を与え、追悼の声が数多く寄せられた。彼のプレーや記録は、特にテネシー・タイタンズでの実績として今も語り継がれている。