スクライブ
書記は古くからある職業である。書記は、特にルネサンス期には、読み書きをする仕事であった。書記とは、王や貴族、寺院のために手紙や歴史的な記録を書くことである。読み書きができる人が少なかった時代には、重要な仕事だった。その後、秘書、事務員、公務員、ジャーナリスト、会計士、弁護士へと変化していきました。現在、写字生はいないが、作家やライターはいる。
欧州のスクリプターの仕事
エジプトの写字生
古代エジプトの書記は重要な仕事であった。古代エジプトには、墓や建物、家具、彫像などの遺物を絵や象形文字で装飾する画家や職人もいた。古代エジプトでは、男性のみが書記になることができた。多くの文明でそうであったが、ほとんどの官職が男性のみであったからである。
書記は象形文字だけでなく、ヒエラルキー文字(祭司文字)も書けなければならないし、算術も知らなければならない。葦から作られたパピルスという紙を使い、葦のペンとインクで文字を書く。
パピルスの巻物を持つエジプトの書記。