So Close:ダイナ・キャロルのデビュー・アルバム(1993年)
『So Close』は、英国の歌手ダイナ・キャロルが1993年に発表したデビュー・アルバム。A&Mから発売され、ポップ、ソウル、コンテンポラリーR&Bを融合し、全英トップ3入りと複数のヒット・シングルを記録した。
『So Close』は、英国の歌手ダイナ・キャロルによるデビュー・スタジオ・アルバムである。1993年1月にA&Mから発売され、洗練されたポップ、ソウル、コンテンポラリーR&Bの融合によって、キャロルを幅広い聴衆に紹介した。温かみがあり自信に満ちた歌唱と、感情豊かなバラードからラジオ向きのミドルテンポ曲までを収録し、全英アルバム・チャートでは2位で初登場した。本作は、1990年代初頭の英国ソウル・ポップを代表する歌声の一人として、キャロルの地位を築く一助となった。
画像ギャラリー
1 画像概要と音楽性
『So Close』はバラードとアップテンポ曲を均衡させ、ソウル、アダルト・コンテンポラリー・ポップ、当時に特徴的な軽快なダンス・プロダクションを取り入れている。アレンジには生演奏とスタジオ・プログラミング、重層的なバック・ボーカルが組み合わされ、明快で印象的なメロディーとボーカル表現が重視された。批評家や聴き手からは、ポップ・ラジオとアダルト・コンテンポラリーの双方を対象とした、親しみやすいメインストリーム作品と見なされた。
録音、シングルとチャート成績
本作からは、英国各地のラジオで大きくオンエアされた複数のシングルが生まれた。なかでもバラード「Don't Be a Stranger」はキャロルを象徴する曲となり、現在も彼女の最もよく知られた録音の一つである。シングルの継続的な露出は、発売後数か月にわたってアルバムの商業的な認知度を高めた。初動での高いチャート順位に加え、『So Close』は売上を維持し、キャロルの継続的なコンサート出演とメディアの注目の確保にも寄与した。
評価と遺産
発売当時、本作はボーカル・パフォーマンスとメインストリーム志向のソングライティングにより、おおむね好意的な評価を受けた。後年には、ソウルの影響を受けた洗練されたボーカル主導のポップに大きな市場があったことを示した、1990年代初頭の注目すべき英国ソウル・ポップのデビュー作としてしばしば言及される。また、英国の音楽賞や批評家によるリストをめぐる広い文脈でも論じられ、マーキュリー賞などの賞で検討された同時代のアルバムと並べられることもある。
アーティストとその背景については、ダイナ・キャロルのアーティスト紹介を参照。また、レーベルに関する補足はアーティスト紹介およびA&Mレコードを参照。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com So Close:ダイナ・キャロルのデビュー・アルバム(1993年) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/91368
出典
- allmusic.com : Allmusic review
- mercuryprize.com : "Dina Carroll, So Close"
- allmusic.com : "Dina Carroll So Close"