So Far So Good』は、1993年11月にA&Mレコードから発売されたブライアン・アダムスのコンピレーションアルバムである。アダムスが1980年代後半から1990年代初頭にかけて発表した代表曲を中心に収めており、1993年のビルボード200チャートで6位を記録した。
概要
本作は、1983年の作品から1991年の作品までを横断するベスト盤として編纂され、シングルヒットや人気ナンバーを多数収録している。シンプルな編集ながら、アダムスのロック/ポップ両面をまとめて楽しめる構成になっている。
収録内容とシングル
Cuts Like a Knife』(1983年)から『Waking Up the Neighbours』(1991年)までのヒット曲を中心に、ニューシングルの「Please Forgive Me」が収録されている。アルバムには「Run to You」や「Heaven」、「Summer of '69」、「Straight from the Heart」、「Everything I Do (I Do It for You)」など、長年にわたりファンから支持されてきた代表曲が含まれている。
収録曲の中で、アルバムから唯一シングルとして正式にリリースされていないのは、『Reckless』(1984年)収録の「Kids Wanna Rock」である。反対に、「Please Forgive Me」は本作の目玉となった新曲で、世界各地のチャートで上位にランクインし、アルバムの商業的成功に大きく寄与した。
リリース後の反響
リリース後、本作は各国で好調なセールスを記録し、チャート上位や各地での認定(ゴールド/プラチナ等)を獲得した。評論面でも過去作をまとめて聴ける利便性と、改めて楽曲の魅力を再確認できる選曲が評価されることが多かった。
備考
当初は「So Far So Good」というタイトル曲がアルバムに収録される予定で、アルバム構成は「新曲で始まり、新曲で終わる」形になるはずだったが、最終的にこの曲は編集段階で外された。外されたその曲は後に『アンソロジー』のディスク2に収録されている。
本作はブライアン・アダムスのキャリアを手短に振り返る入門盤として、あるいはヒット曲をまとめて楽しみたいリスナーにとって価値のある一枚である。