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ミュージカル『南太平洋』:ロジャース&ハマースタインの名作

ジェームズ・A・ミッチェナーの『南太平洋物語』を原作とする、ロジャースとハマースタインの画期的なミュージカル。楽曲、社会的主題、ブロードウェイでの長期成功で知られる。

概要

『南太平洋』は、リチャード・ロジャースが音楽、オスカー・ハマースタイン2世が作詞を手がけ、ジェームズ・A・ミッチェナーの『南太平洋物語』のエピソードを原作とした、20世紀半ばのアメリカ・ミュージカルである。1949年にブロードウェイで初演され、その時代を代表する最も成功した作品の一つとなり、たびたび再演されてきた。恋愛を軸とする筋書き、印象的な旋律、そして当時の商業ミュージカルとしては異例なほど直接的な社会問題への取り組みを融合している。

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創作チームと構成

劇の台本は、ハマースタインがジョシュア・ローガンとともに発展させたもので、ローガンは初演の演出も担当した。物語は第二次世界大戦中の太平洋を舞台に、アメリカ軍人と島民をめぐる複数の物語を織り交ぜる。ロジャースによる多彩なスコアは、繊細なバラードから明るく弾むアンサンブル曲まで幅広い。ハマースタインの歌詞は、見せ場だけに頼るのではなく、人物造形と主題の展開を担っている。

主な楽曲

  • 「Some Enchanted Evening」— 中心となる恋愛バラード
  • 「Bali Ha'i」— 舞台設定と憧れに結び付いた、情感豊かな島の歌
  • 「Younger Than Springtime」— 抒情的な愛のデュエット
  • 「I'm Gonna Wash That Man Right Outa My Hair」— より軽快で遊び心のあるナンバー
  • 「You've Got to Be Carefully Taught」— 人種的偏見を率直に扱う歌

初演と主要出演者

ブロードウェイ初演は1949年4月7日、マジェスティック劇場で開幕し、1954年1月の閉幕まで1,925回上演された。主要な役にはメアリー・マーティンとエツィオ・ピンツァが出演し、ジョシュア・ローガンは台本の共同執筆者および演出家としてクレジットされている。また1951年には、ロンドンのウエスト・エンドにあるドルリー・レーン・シアター・ロイヤルでも初演された。

受賞、評価と主題

批評面でも興行面でも高く評価された『南太平洋』は、演劇部門のピューリッツァー賞、ミュージカル作品賞のトニー賞をはじめとする主要な演劇賞を受賞した。批評家や研究者は、とりわけ楽曲と人物関係を通じて、人種的偏見や戦時下の別離がもたらす代償に正面から向き合った点を評価している。恋愛劇としての語りと社会的批評を組み合わせたことで、商業ミュージカルが扱いうる題材への期待を広げた。

翻案と遺産

本作は何度も翻案・再演されている。1958年にはミッツィ・ゲイナーとロッサノ・ブラッツィを出演者に迎えた大作映画版が公開され、国内外で数多くの再演やコンサート形式の上演が行われた。スコアは舞台作品から独立しても演奏され続けており、複数の楽曲がポピュラー音楽のスタンダード・レパートリーに加わっている。本作はその技法、アメリカ・ミュージカル史における位置、困難な社会的主題への関与の点から、今日でも研究対象であり続けている。

原作と歴史的背景については、ミッチェナーの短編小説の翻案、ハマースタインおよびロジャースの伝記、初演時のブロードウェイ公演と、その後のウエスト・エンド上演に関する資料が参考となる。映画史資料では1958年の映画版と出演者がより詳しく扱われている。映像作品に特化した情報は、1958年映画版の概要を参照。

抒情的な筆致、旋律的創意、時事性を備えた題材の組み合わせは、20世紀半ばのミュージカル演劇の形成に寄与し、現在も上演と研究に影響を与え続けている。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com ミュージカル『南太平洋』:ロジャース&ハマースタインの名作

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/92195

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