サザン・ヴァンパイア・ミステリーズ(シャーレイン・ハリス)概要|全8巻・登場人物・TV化(トゥルーブラッド)
サザン・ヴァンパイア・ミステリーズ(シャーレイン・ハリス)—全8巻の吸血鬼ミステリー×ロマンス。超能力ヒロイン・スーキーが町の謎と愛を暴く。HBO版『トゥルーブラッド』原作。
サザン・ヴァンパイア・ミステリーズは、作家のシャーレイン・ハリスが執筆した冒険・ミステリー・ロマンス本のシリーズです。物語の中で科学者たちは、吸血鬼が飲むための偽物の血液を発明し、人間と平和に暮らす機会を与える。主人公のスーキー・スタックハウスは、故郷のボン・タン(ルイジアナ州の架空の場所)でヴァンパイアと出会い、恋に落ちるが、人の考えが聞こえるという能力を活かして、町で起こる謎の死を解決していかなければならない。
2001年に初版が発行され、現在全8巻が刊行されている。2007年には、この本を題材にしたテレビ番組「トゥルーブラッド」がHBOで制作された。
補足(刊行状況と版について)
補足:英語版の刊行は2001年から始まり、長期にわたってシリーズが続きました。単行本の数や短編コレクション、派生作品が存在するため、日本語版や地域別の刊行巻数表示と差が生じることがあります。原作の物語は長期にわたって展開し、短編や番外編も多数ありますので、興味がある方は全集表記や出版社の案内を確認するとよいでしょう。
主な登場人物(概要)
- スーキー・スタックハウス — 主人公。テレパシー(人間の考えが聞こえる能力)を持つ。ボン・タンで働きながら、周囲の超自然的事件に巻き込まれていく。
- ビル・コンプトン — スーキーの初期の恋人であるヴァンパイア。古風で誠実な面がある。
- エリック・ノースマン — 北欧系の長寿ヴァンパイアで権力者。冷静で遂行力がある人物。
- サム・メルロット — バー「メルロット」を経営する人間(作品によってはシェイプシフター的設定)。スーキーの友人であり協力者。
- アルシド・エルヴォー — ワーウルフ(狼人間)のリーダー格。力強く情熱的。
- ラファイエット、タラ・ソーントン、パム など — 街やストーリーを彩る多彩な脇役たち。個性的な人物描写が物語の魅力を高めている。
テーマと特徴
- 南部の地方色を背景にしたサザン・ゴシック的な雰囲気(ルイジアナの文化、宗教観、人間関係)。
- ヴァンパイアと人間の共存、差別や政治的駆け引きといった社会的テーマ。
- ミステリー要素(町での事件や殺人の謎解き)とロマンス、ユーモアが混ざった語り口。
- スーキーの内面的葛藤と成長を通じ、超自然ものにおける倫理やアイデンティティが問われる。
テレビ化(『トゥルーブラッド/True Blood』)について
HBOによるテレビドラマ版はアラン・ボール(Alan Ball)が製作総指揮を担当し、2008年に放送が開始されました(パイロット制作決定は2007年)。ドラマは視覚的表現や成人向けの描写を強め、原作から大きく設定や展開を変えた独自のストーリーラインが多く盛り込まれています。シリーズは全7シーズンで2014年に終了しました。
原作ファンにとっては、登場人物の扱いや結末の違いを比較する楽しみがあり、テレビ版を入口に原作を読む人、逆に原作から入ってドラマを見る人の両方に人気があります。
読む順・入り口のおすすめ
- 原作は刊行順(第1作から順に)で読んでいくと登場人物の変化や世界観の広がりを追いやすいです。
- まずは第1作を読んで、設定(トゥルー・ブラッド=合成血液など)や主人公スーキーの語り口になじむことをおすすめします。
最後に
サザン・ヴァンパイア・ミステリーズは、単なる吸血鬼ものにとどまらず、南部の土地性、ヒューマンドラマ、社会的メッセージを含んだシリーズです。原作小説とテレビドラマでは表現や展開に違いがあるため、両方を楽しむことで作品の多面性を味わうことができます。
書籍
- デッド・アン・ダーク (2001)
- リビングデッド in ダラス (2002)
- クラブ・デッド (2003)
- デッド トゥ ザ ワールド (2004)
- 死ガ二人ヲワカツマデ (2005)
- ディフィニトリー・デッド (2006)
- オール・トゥギャザー・デッド (2007)
- フロム・デッド・トゥ・ワーズ (2008)
- デッド&ゴーン (2009)
- ア・タッチ・オブ・デッド(2009年10月)
- デッド イン ザ ファミリー(2010年5月)
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