ベルファスト合意は、一般にグッド・フライデー合意とも呼ばれ、1998年に成立した複数政党による政治的取り決めであり、北アイルランドの憲法的・政治的状況を大きく変えた。この合意は、ザ・トラブルズとして知られる数十年に及ぶ暴力的な対立を終わらせることを目指し、新たな制度を設けるとともに、北アイルランドの地位については住民多数の同意を原則とすることを確認し、英国とアイルランド共和国のあいだに協力関係を築いた。内容は、統治、警察、人権、武器廃棄に関する実務的措置と、和解および民主政治への広い約束を組み合わせたものであった。

背景と調印

この合意は、北アイルランドの政党と英・愛両政府が参加した集中的な交渉のなかでまとめられた。1998年4月10日の聖金曜日に合意・調印され、同年5月22日には北アイルランドとアイルランド共和国の双方で行われた住民投票によって承認された。この文書は、より広い北アイルランド和平プロセスの中核をなし、しばしばザ・トラブルズと呼ばれる長期紛争に直接対応した。

主な要素と制度

  • 同意原則: 北アイルランドの憲法上の地位を変更できるのは、住民の多数の同意がある場合に限ると確認した。
  • 権力分有による分権政府: 北アイルランド議会と権力分有型の行政府が設けられ、ユニオニストとナショナリストの双方が参加し、共同で意思決定できるようにした。
  • 南北協力: 農業、保健、交通などの分野で、北アイルランドとアイルランド共和国の実務的協力を進める新機関が創設された。
  • 東西の制度: 英国・アイルランド協議会と、強化された英愛政府間の仕組みにより、英国とアイルランドの関係改善が図られた。
  • 警察、司法、人権: 警察制度の改革と、人権および平等を保障する仕組みの整備につながった。
  • 武器廃棄と被収容者: 準軍事組織の武器廃棄の手順と、条件を満たす被収容者の早期釈放制度が定められた。

実施、政治的反応と変化

アイルランド共和国での承認には、新しい取り決めを反映するための憲法改正も必要だった。そこで有権者は、領有権の主張を削除し、同意原則を認めるよう設計された変更を受け入れた。共和国での住民投票については1998年の投票を参照。北アイルランドの大半の政党は合意を受け入れたが、当時の主要ユニオニスト政党の一つである民主統一党(DUP)はこれに反対し、主要条項のいくつかをその後数年間批判し続けた。DUP についてはDUPでさらに説明する。

当初の実施後、合意によって設けられた制度は停止と再開を繰り返す時期を経験した。1998年以後の政治的展開――追加の合意や交渉を含む――は、対立点を解消し、分権統治を安定させるために必要だった。その後の合意や取り決めは、残された問題に対処し、議会と行政府が長期的に機能するよう、当初の枠組みを土台に発展した。

重要性、成果、現在までの意義

ベルファスト合意は、大規模な暴力を大きく減少させ、政治対話と協力のための仕組みを作り出した。共有制度と相互承認を重視したことで、北アイルランド内の諸共同体のあいだ、またロンドンとダブリンのあいだの正式な関係を変えた。社会的・政治的緊張を完全に消したわけではないが、この合意は、武力衝突ではなく民主的かつ法的な手続きによってそれらを管理する枠組みを提供した。

1998年以降の数十年にわたり、この合意の制度と原則は北アイルランド政治を形づくり続けてきた。政党支持の変化、実施をめぐる議論、島の地位に影響する地政学的変化など、新たな課題が合意の一部を試してきたが、同意、人権、権力分有という中心的な約束は、この地域の将来をめぐる議論の核心にあり続けている。