UEFAユーロ1976は、第5回UEFA欧州サッカー選手権大会で、正式名称は1976年UEFA欧州サッカー選手権です。大会は1976年6月16日から6月20日まで、ユーゴスラビアで開催され、ヨーロッパ各国のサッカー代表チームが予選を戦い、最終的に4か国が本大会(最終トーナメント)へ進出しました。

大会方式と出場枠

当時の最終大会は4チームによるノックアウト方式で行われ、準決勝、3位決定戦、決勝の計3試合で優勝国が決定されました。前回大会(1972年)の優勝国は西ドイツをであり、本大会では西ドイツがディフェンディングチャンピオンとして出場しました。

決勝の経過と優勝

決勝は1976年6月20日に行われ、対戦カードはチェコスロバキア対西ドイツをでした。試合は延長戦までもつれ込み、2-2の引き分けの後に史上注目されるPK戦に突入。チェコスロバキアがペナルティーキック戦を5-3で制し、初の欧州選手権優勝を成し遂げました。

この決勝で最も有名になった場面は、チェコスロバキアの選手アントニン・パネンカ(Antonín Panenka)が成功させた“パネンカ・キック”です。彼が柔らかく中央へ蹴ったチップキックは高い評価を受け、その後この技は彼の名前で呼ばれるようになりました。

大会の意義と記憶

UEFAユーロ1976は、最終決戦がPK戦で決着した初めての欧州選手権決勝として歴史に残ります。劇的な結末とパネンカの一撃はサッカーファンの記憶に深く刻まれ、チェコスロバキアにとっては欧州選手権史上唯一(当時)の優勝となりました。本大会は短い日程ながらも強烈な印象を残し、その後の大会運営やサッカー史に影響を与えています。

  • 大会期間:1976年6月16日〜6月20日
  • 開催国:ユーゴスラビアで
  • 最終大会出場チーム数:4チーム(準決勝→3位決定戦→決勝)
  • 優勝:チェコスロバキア(決勝で西ドイツを破る、PK戦 5-3)