15 オリオニス — オリオン座のF型準巨星
15 オリオニスは、オリオン座にあるF2IV型の準巨星。視等級4.82で、約540光年の距離にある。現在は天王星の南極星として知られ、近接した伴星の存在も疑われている。
15 オリオニスは、オリオン座に属し、フラムスティード符号によって特定される恒星である。初期F型の準巨星に分類され、スペクトル型はF2IVである。見かけの視等級は約4.82で、暗い空の下では肉眼でもかろうじて見える。年周視差の測定から、太陽からの距離は約540光年(約165パーセク)とされる。
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1 画像物理的特徴
F2IV型天体である15 オリオニスは、太陽より高温で明るい。初期F型星の表面温度は一般に約6,800~7,200 Kであり、スペクトルには強い水素線と電離金属線が見られる。光度階級IVの「準巨星」は、中心核の水素を使い果たしつつある恒星が主系列から進化し、膨張・増光を始める段階にあることを示す。
位置・見え方と意義
15 オリオニスはオリオン座の領域内に位置する(星座の詳細)。ベテルギウスやリゲルなど、オリオン座で特に有名な明るい星からは離れているため、気軽な星空観察では目立たない。等級4.82であることから、光害のある空では双眼鏡や小型望遠鏡の対象となり、農村部などでは肉眼でも容易に見つけられる。特異なことに、現在は天王星の自転軸の南極方向の近くにあり、天王星の南極星と呼ばれることがある。このような整列は時間に依存する幾何学的な一致であり、地軸歳差と惑星運動によって長期的には変化する。
伴星と多重性
観測では、角距離約0.3秒角の位置にB成分と指定された近接伴星候補が報告されている。この恒星までの距離では、この角距離は数十天文単位程度、約50 AUの投影分離に相当し、太陽系外縁部と比べられる規模である。一部の星表では伴星の存在はなお暫定的とされており、高分解能の追跡撮像や分光観測により、重力的に結び付いた天体か、視線方向で偶然近くに見える恒星かを明らかにできる。
名称と歴史的事項
「15 オリオニス」という名称は、同一星座内の恒星におおむね赤経の増加順で番号を与えるフラムスティード番号体系に従う。フラムスティード符号は、星表やアマチュアによる観測で現在も広く用いられている。15 オリオニスは神話や航法で大きな役割を果たしてきたわけではないが、準巨星は安定して水素を燃焼する恒星と真の巨星との間の遷移段階を占めるため、恒星進化を研究する天文学者にとって関心の対象である。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com 15 オリオニス — オリオン座のF型準巨星 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/111531
出典
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