2015年イギリス総選挙の概要:結果・主要政党・議席配分

2015年イギリス総選挙の結果速報、保守党勝利・主要政党の議席配分と影響をわかりやすく解説

著者: Leandro Alegsa

2015年に行われたイギリス総選挙では、第56代イギリス議会が選出されました。選挙日は2015年5月7日で、国全体の政治地図に大きな変化をもたらしました。選挙後の主要政党は、保守党労働党スコットランド国民党の3党が中心となり、保守党は単独で政府を形成するのに十分な議席を獲得しました

英国の全650選挙区で投票が行われ、それぞれ下院議員1名が選出されました。また、同日、イングランドのほとんどの地域で地方選挙が行われましたが、グレーターロンドンは行われませんでした。投票率はおおむね高く、全国の有権者の約66.1%が投票に参加しました。

選挙結果のポイント

  • 選挙制度は単純小選挙区制(First-Past-The-Post)で、得票率と議席数の差が大きく出る結果となりました。
  • 主要政党の下院議席数(代表的なもの)は概ね次の通りです:保守党 約331議席、労働党 約232議席、スコットランド国民党 約56議席、自由民主党 約8議席。一方でUKIPは全国得票率は高かったものの議席獲得は非常に限られました。
  • 全国得票率(主要政党、概数):保守党 約36.9%、労働党 約30.4%、UKIP 約12.6%、自由民主党 約7.9%、グリーン党 約3.8%、スコットランド国民党 約4.7%(注:SNPは主にスコットランドのみで立候補)。
  • スコットランドではSNPが圧勝し、スコットランド内の議席をほぼ独占する形になりました(スコットランドでのSNP支持率は約50%前後)。

主要政党と指導者(当時)

  • 保守党:デーヴィッド・キャメロン(在任首相)。単独過半数を得て政権を継続。
  • 労働党:エド・ミリバンド。議席を減らし党首は選挙敗北を受けて辞任。
  • スコットランド国民党(SNP):党首はニコラ・スタージョン(スコットランド政府の第一大臣)。ウェストミンスターにおける党の活動ではアンガス・ロバートソンらが中心的役割を果たしました。SNPはスコットランドで大勝し、議席を大幅に伸ばしました。
  • 自由民主党(Lib Dem):連立与党としての立場から大幅に議席を喪失し、ニック・クレッグ党首は辞任。
  • その他:北アイルランドの地域政党(DUP、Sinn Féin、SDLP、UUPなど)や、グリーン党、UKIPなどが一部議席を獲得しました。

制度的・政治的な影響

  • 単純小選挙区制の下で票の地域的偏在が議席に直結し、全国的に支持率が高い政党でも議席が少ないという現象(例:UKIP)が顕著になりました。一方、地域に集中した支持を持つSNPは小さな得票率でも多数の議席を獲得しました。
  • 選挙結果を受けて主要党の党首が交代(労働党・自由民主党など)し、政界再編や指導部の見直しが進みました。
  • 保守党が掲げた公約の一つである「EU加盟の是非を問う国民投票(EUリファレンダム)」の実施決定につながり、翌2016年のブレグジット(EU離脱)を巡る争点につながりました。
  • スコットランドにおけるSNPの躍進は、スコットランドの政治的要求や連合王国(UK)内での力関係にも長期的な影響を与えました。

まとめ

2015年総選挙は、保守党の単独政権復帰という結果だけでなく、選挙制度の特性や地域別の支持分布が議席配分に大きく影響することを改めて示しました。SNPのスコットランドでの躍進、自由民主党の大敗、そしてUKIPの票は伸びても議席に結びつかないという現象は、以後の英国政治(EU離脱問題や党内再編など)に重要な影響を及ぼしました。

結果

  • 保守党議員330名当選(28名増)
  • 労働党議員232名当選(24名減)
  • 自由民主党議員8名当選(48名減)
  • スコットランド国民党議員56名当選(50名増)
  • 民主連合党議員8名当選(1名増)
  • シン・フェイン系議員4名当選(1名減)
  • Plaid Cymruの議員3名が当選(変更なし)
  • アルスター・ユニオニスト党議員2名当選(2名増)
  • 3 社会民主労働党(変更なし)
  • 英国独立党議員1名当選(1名減)
  • イングランド・ウェールズ緑の党議員1名当選(0名変更)
  • 1人の独立したMP

また、政党を持たないJohn Bercow下院議長が再選されました。

エド・ボールズ下院議長やジム・マーフィー・スコットランド労働党党首など、労働党の重要議員が議席を失った。

連立政権で活躍した自民党の重要な議員も多く、ヴィンス・ケーブル企業長官、エド・デイビーエネルギー長官、ダニー・アレクサンダー財務長官などが議席を失った。

余波

保守党は330議席を獲得し、多数派政権を樹立することができた。David Cameronは引き続き首相を務めた。ミリバンド、クレッグ、ナイジェル・ファラージはそれぞれ党首を辞任した。ジム・マーフィーもスコットランド労働党の党首を辞任した。



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