704 インテルアムニアとは — 小惑星帯で5番目に重い直径約350kmの巨大小惑星
704インテルアムニア—直径約350kmの巨大小惑星。1910年発見、小惑星帯で5番目に重く総質量約2.0%を占める特徴と軌道(平均3.067AU)を解説。
704 インテルアムニアはとても大きな小惑星です。科学者たちは、それが350キロメートルの幅であると考えている。太陽からの平均距離は3.067(AU)である。1910年10月2日、ヴィンチェンツォ・セルッリによって発見された。セルッリ氏が働いていたイタリアのテラモのラテン語名から命名された。ケレス、ベスタ、パラス、ヒギアに次いで5番目に重い小惑星で、小惑星帯全体の質量の2.0%を占めていると考えられている。
概要と物理的性質
インテルアムニアは主に直径約350kmと推定される大型天体で、これは小惑星帯の中でも上位に入る大きさです。アルベド(表面の反射率)は低く、暗い表面を持つため観測では赤外線や適応光学を使った測定が有効です。分光観測からは炭素質に近い暗い組成を示すことが多く、表面は比較的古い物質で覆われていると考えられています。
軌道と自転
半長軸は約3.067 AUで、公転周期は約5.37年(約1,960日)です。軌道離心率はおおむね約0.17、軌道傾斜角は約17°程度とされ、主帯の外縁寄りに位置します。自転周期(自転に要する時間)は数時間台と推定されており、光度曲線観測からはわずかな形状偏差や凹凸が示唆されていますが、明確な衛星は発見されていません。
発見と命名の由来
1910年10月2日にヴィンチェンツォ・セルッリ(Vincenzo Cerulli)がイタリアのテラモ(Teramo)で発見しました。天体名「Interamnia」はテラモのラテン語名に由来し、発見地にちなんで命名されています。
質量と天文学的意義
インテルアムニアは小惑星帯内で重要な質量を占める大天体であり、全体の数パーセントに相当する質量を持つと推定されています(元の推定では約2.0%)。そのため、帯全体の重力分布や進化史を理解する上で無視できない存在です。質量や密度の推定は観測手法やモデルにより上下しますが、いずれも「大型天体である」という結論を支持します。
観測と今後の研究
地上望遠鏡の適応光学、分光観測、赤外線測定などによって形状や大きさ、表面組成の研究が進められてきました。現在までに有人・無人の探査機による接近観測は行われていないため、直接観測による詳細な内部構造や岩石学的情報は得られていません。将来的には高解像度イメージや掩蔽観測、あるいは探査機ミッションにより、より正確な大きさ・質量・組成の確定が期待されています。
要点:704 インテルアムニアは発見から100年以上にわたり研究されている大型の主帯小惑星で、直径は約350km、半長軸は約3.067 AU、主に暗い炭素質に近い性質を示し、小惑星帯の質量分布や進化を理解する上で重要な天体です。
特徴
4大小惑星の中で最も大きな小惑星でありながら、あまり研究されていないのがインターアムニアです。F型小惑星の中では最も大きいが、内部の構造や形についての詳細はほとんどなく、光カーブ分析によるインターアムニアの極の黄道座標(したがって軸の傾き)もまだ分かっていない。しかし、その高いかさ密度は、内部の空隙や水の痕跡がなく、非常に強固な天体であることを示唆している。このことは、インターアムニアが、太陽系が誕生して以来、小惑星帯で起きてきたすべての衝突に完全に耐えうる大きさであることを強く示唆している。
表面が非常に暗く、太陽からかなり離れているため、10×50の双眼鏡では決して見ることができない。ほとんどの近点で光度は+11.0等程度で、ベスタやケレス、パラスなどの最低光度より小さい。近日点での対角線上でも+9.9等程度で、ベスタより4等以上低い。
その軌道はヒギア星よりも少し偏心している(12%に対して15%)が、ヒギア星の軌道はもっと傾いていて、1周するのに少し時間がかかるため、このような違いがある。もう一つの違いは、インターアムニアの近日点が「4大惑星」の近日点の反対側にあることで、近日点におけるインターアムニアは、同じ経度にあるケレスとパラスよりも実際に太陽に近い。パラスとはノードが離れているため衝突の可能性は低く、一方ケレスとはノードが反対側にあるが、両者が同じ軌道面を横切るときにはケレスから概ね離れており、やはり衝突の可能性は低い。
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