イヴ・トーレス(1984年8月21日、コロラド州デンバー生まれ)は、アメリカのダンサー、モデル、およびプロレスラーとして知られるパフォーマーです。リング上では一般にイヴとして知られ、エンターテインメント性の高いパフォーマンスとアスレチックな動きを武器に人気を集めました。

トレスはまずモデルとダンサーとしてキャリアを開始し、カリフォルニアを中心に活動しました。南カリフォルニア・サマープロリーグでダンサーとして出演し、2006–2007年シーズンには全米バスケットボール協会のロサンゼルス・クリッパーズ・スピリット・ダンス・チームの一員として活動しました。また、テレビ番組にも数多く出演し、出演作にはShow Me The MoneySunset TanDeal or No Dealなどがあります。ダンスやモデル業で培った身体能力と表現力が、後のプロレスラーとしての基盤になりました。

2007年、トレスはWWEの「ディーヴァサーチ」にエントリーして優勝し、同年WWEと契約しました。2008年にはバックステージのインタビュアーやビキニコンテスト、ダンスコンテストといった番組内企画へ出演してWWEの番組に初登場。その後トレーニングを経て2009年にフルタイムでインリング活動を始め、ミシェル ・ マクール、レイラ、ナタリアらとの確執(feuds)に関与しました。

また、トレスは一時期Cryme Tymeのタッグチームを管理する役割も担い、ストーリーラインでの存在感を高めました。2009年後半にRawブランドへ移動(トレード)したのち、しばらくはクリス・マスターズを管理していました。その後2010年4月に初めてWWEディーバ選手権を獲得し、初の王座は69日間続き、6月に王座を明け渡しました。

2010年後半にはR-Truthの付き人(バレット)としての役割も演じ、その後2011年1月の2011ロイヤルランブルで再びディーヴァ王座を獲得しました。2度目の在位は2011年4月まで続き、計2回の王座獲得という実績を残しました。

リング上ではダンスで培った柔軟性やフットワークを活かしたアスレチックな動きが特徴で、技術的な摂理(テクニック)とエンターテインメント性を兼ね備えた選手として評価されました。WWE在籍中はレスリングだけでなく、マネージャー役やトーク、ショー演出など多彩な役割を担当し、ファンや同僚からの信頼も厚かったことが知られています。

WWE以外でもトレスはモデル活動やテレビ出演、フィットネス関連の活動、チャリティやコミュニティ活動など多方面で活動を続けています。エンターテインメント業界での経験を生かし、リング外でも指導やプロデュース、メディア出演など幅広く活動しています。

人物としてはプロ意識が高く、ダンス・モデル業からプロレスへと軸足を移したキャリアを通じて、「表現力」と「競技力」を両立させた数少ないタレントの一人といえます。