1790年代とは:主要出来事・世界の指導者・出生と死亡の年表

1790年代の政治・文化を年表付きで解説。主要出来事や世界の指導者、出生・死亡を年代別に整理し一目で把握。

著者: Leandro Alegsa

内容

  • 1 イベント(主要出来事の年表)
  • 2 世界のリーダー(1790年代に実権を握った主要人物)
  • 3 出生(この10年間に生まれた主な人物)
  • 4 死亡(この10年間に亡くなった主な人物)

イベント(主要出来事の年表)

1790年代はフランス革命の激動期とナポレオンの台頭、アメリカ合衆国の初期政治の確立、世界規模での戦争と領土再編が重なった10年です。年ごとの主な出来事を概観します。

  • 1790 — アメリカ:権利章典(Bill of Rights)が成立・批准され、初期合衆国の制度が整備される。哲学者・政治家のベンジャミン・フランクリンが死去(4月)。
  • 1791 — フランス:憲法制定議会の動きの継続。芸術面ではモーツァルトが没(12月)。ハイチ(サン=ドマング)での黒人奴隷反乱(1791年開始)が続く。
  • 1792 — フランス:王政廃止、第一共和政樹立。対外的にはヨーロッパ諸国との戦争が本格化(対仏大同盟の形成)。
  • 1793 — フランス:ルイ16世の処刑(1月)、マリア・アントワネットの処刑(10月)。革命の激化と非常時体制(公安委員会と恐怖政治)の開始。
  • 1794 — フランス:ロベスピエールら指導者の失脚(テルミドールの反動、7月)により恐怖政治が終息へ。
  • 1795 — フランス:総裁政府(ディレクトワール)の成立。ポーランドは第三次分割により独立を喪失(1795年)。
  • 1796–1797 — ナポレオン・ボナパルトのイタリア遠征(1796–97)が成功し、フランスの軍事的影響力が拡大。戦後、条約(例:カンポ・フォルミオ条約 1797)が締結される。
  • 1797 — イギリスやオーストリアなどの対仏戦線が続く中、海上・植民地を巡る争いが激化。
  • 1798 — ナポレオンのエジプト遠征(1798–99)、そしてそれに対するイギリス・ネルソンの抵抗(1798年のナイルの海戦など)。アメリカとフランスの関係はXYZ事件(1797–98)を経て緊張し、事実上の海上紛争(準戦争、Quasi-War)が発生。
  • 1799 — フランス:ブリュメール18日のクーデター(1799年11月、暦では18 Brumaire)によりディレクトワールは崩壊し、ナポレオンが第一統領(コンスル)となる。アメリカではジョージ・ワシントンの政界引退後の影響が続き、ジョン・アダムズ政権(1797–1801)が進行中。

世界のリーダー(1790年代に実権を握った主要人物)

この時代の国際秩序は、革命(特にフランス革命)、君主制の変動、そして軍事的才能を持つ将軍の台頭によって特徴づけられます。主要な国とその代表的リーダーは次の通りです。

  • フランス — 1790年代当初は王政(ルイ16世)から革命政府へ移行。1793年にルイ16世が処刑。公安委員会(ロベスピエールら)の支配、1795年からはディレクトワール政権、1799年のブリュメールのクーデターでナポレオンが台頭。
  • イギリス — 国王ジョージ3世、首相ウィリアム・ピット(小ピット、在任:1783–1801)が長期の政治指導。
  • ロシア — エカテリーナ2世(在位~1796年)没後、パーヴェル1世(パウル1世)が1796年に即位。
  • オーストリア — レオポルト2世(1790–92)を経てフランツ2世(在位1792–)が継承。対仏戦における主要当事者。
  • プロイセン — フリードリヒ・ヴィルヘルム2世(~1797)、1797年以降フリードリヒ・ヴィルヘルム3世。
  • スペイン — カルロス4世(在位1788–1808)。
  • オスマン帝国 — セリム3世が改革志向で在位(1789–1807)。
  • ポーランド — 最後の国王スタニスワフ・アウグスト(Stanisław August Poniatowski)は1795年の第三次分割で王位と国家を失う。
  • アメリカ合衆国 — 初代大統領ジョージ・ワシントン(1789–1797)、続いてジョン・アダムズ(1797–1801)。国内の制度整備と外交課題(英米関係、対仏関係)が中心。
  • 中国(清朝) — 乾隆帝は1796年に退位(だが名目上1796年まで在位し、実権の一部はその後も維持)、嘉慶帝が1796年に実権を掌握。

出生(1790年代に生まれた主な人物)

以下は1790年代に生まれ、後に各分野で大きな影響を与えた人物の一部です(生年と簡単な説明)。

  • 1791年 — マイケル・ファラデー(Michael Faraday、9月22日生): 電磁気学・電気化学の基礎を築いたイギリスの物理学者・化学者。
  • 1791年 — サミュエル・F・B・モールス(Samuel F. B. Morse、4月27日生): 電信の普及に貢献した発明家・画家(モールス信号の基礎を作る)。
  • 1792年 — ジョン・ハーシェル(John Herschel、3月7日生): 天文学者・数学者、写真術や天体観測での業績。
  • 1795年 — ジョン・キーツ(John Keats、10月31日生): イギリスのロマン主義詩人(短い生涯で多くの名詩を残す)。
  • 1797年 — フランツ・シューベルト(Franz Schubert、1月31日生): オーストリアの作曲家、歌曲(リート)を中心とする名作多数。
  • 1797年 — メアリー・シェリー(Mary Shelley、8月30日生): 小説『フランケンシュタイン』の作者。
  • 1799年 — アレクサンドル・プーシキン(Alexander Pushkin、6月6日生): ロシア文学の基礎を築いた詩人・作家。

死亡(1790年代に亡くなった主な人物)

この年代には政治的・文化的に重要な人物の死去や処刑が相次ぎました。代表的な例を挙げます。

  • 1790年 — ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin、4月17日没): アメリカ建国の父の一人、科学者・外交官。
  • 1790年 — アダム・スミス(Adam Smith、7月17日没): 経済学の父とされるイギリスの思想家(『国富論』の著者)。
  • 1791年 — ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart、12月5日没): 古典派音楽の巨匠。
  • 1792年 — ジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul Jones、7月18日没): アメリカ革命期の海軍軍人(米海軍の英雄の一人)。
  • 1793年 — ルイ16世(Louis XVI、1月21日処刑)およびマリア・アントワネット(Marie Antoinette、10月16日処刑): フランス革命の象徴的事件。
  • 1794年 — マクシミリアン・ロベスピエール(Maximilien Robespierre、7月28日処刑): 恐怖政治を主導した革命指導者。
  • 1796年 — エカテリーナ2世(Catherine the Great、11月17日没): ロシアを大帝国へと導いた女帝。
  • 1799年 — ジョージ・ワシントン(George Washington、12月14日没): アメリカ合衆国初代大統領、革命指導者。

まとめと時代の特徴

1790年代は「革命と再編」の decade でした。フランス革命の急激な政治変動と、それに伴うヨーロッパ各国の軍事衝突が世界秩序を揺るがし、ナポレオンの軍事的・政治的台頭が19世紀の国際政治の布石となりました。同時にアメリカ合衆国は初期の制度を確立し、産業・科学・文化の分野ではこの年代に生まれた人物たち(ファラデー、シューベルト、プーシキン、メアリー・シェリーなど)が後の世代に重要な影響を与えました。

このページは1790年代の主要な出来事・指導者・出生・死亡を概説しています。詳細な年表や地域別の記述(ヨーロッパ大陸、アメリカ大陸、アフリカ、アジア・オセアニア)については、必要に応じて項目を分けて追記できます。

イベント

世界のリーダー

  1. ロトフ・アリー・ハーン(1789-1794年
  2. アガ・モハマド・ハーン・カジャール 1796-1797年
  3. ファト・アリー・シャー(1797年〜1834年

出生数

  • ジャン=フランソワ・シャンポリオン、フランスのエジプト学者(1790年)
  • サミュエル・モース、アメリカの発明家(1791年)
  • アントニオ・ロペス・デ・サンタ・アンナ、メキシコの将軍、メキシコ大統領(1794年)

死亡者数



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