イギリス国鉄402形電車(2HAL)電車
1930年代後半、ロンドン—ケント間の準快速列車向けに製造された南部鉄道の2両編成電車。国有化後はイギリス国鉄のTOPSで402形に分類され、20世紀半ばに廃車となった。
概要
南部鉄道は1930年代後半、新たに電化されたケント方面の路線で、より長距離の準快速列車を運行するため、2両編成の電車群を製造した。これらの車両は同社で2Halと称され、後にイギリス国鉄のTOPSシステムでは402形として知られるようになった。戦前に設計されたこの形式は、ロンドンとメードストン、ジリンガムなどの目的地を結ぶ列車に、快適な2両編成を供することを意図していた。
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1 画像設計と特徴
2Halは2両編成で、電動制御車1両と制御付随車1両を組み合わせ、編成のどちら側からでも運転できるようにした。長距離の通勤・準快速運用に適した旅客設備を備え、1両には便所が設けられた。「HAL」という接尾記号は、便所を半数の車両に備える配置を示す。電力はサザン地域の直流第三軌条電化から得ており、制動・制御装置には当時の電車で一般的だった機器が用いられた。
沿革と発展
2Hal各形式は、南部鉄道による電化・近代化計画の一環として1930年代後半に製造された。ロンドンから放射状に延びる新電化路線で営業運転を開始し、国有化後には所有権がイギリス国鉄へ移った。1960年代後半から1970年代初頭にかけて、残存車はTOPSの識別番号を付与され、統一されたコンピュータ分類システムへの移行を反映して402形に分類された。
運用と用途
2Halは、輸送力を増す必要がある場合には複数編成を連結できる、準快速および長距離の近郊運用を想定した車両であった。典型的な任務には、ロンドンの主要ターミナル駅からケント北部・東部の町へ向かう近郊・地域列車が含まれた。短距離向けの地下鉄型車両と比べて着席時の快適性を重視する一方、ラッシュ時の需要にも対応可能な設計だった。
遺産と注目すべき事項
- 南部鉄道における2Halという呼称は、編成種別と客室設備の配置を表す。「2」は2両、「HAL」は便所を半数の車両に備えることを示す。
- 本形式は、第三軌条電化を活用するため開発されたサザン地域の電車群の一部であり、2EPBや4SUBなどの形式と並ぶものであった。
- 技術と旅客需要は変化したが、2Hal/402形は、戦前設計からイギリス国鉄時代への移行と、標準化されたTOPS番号の導入を示す車両である。
所有会社および車両区分については、南部鉄道と電車の一般項目を参照。TOPSと分類慣行については、TOPSの資料で詳しく扱われている。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com イギリス国鉄402形電車(2HAL)電車 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/14434