アルベルト・ゼッダ:イタリアの指揮者・ロッシーニ研究者
アルベルト・ゼッダ(1928年–2017年)は、ロッシーニ研究、装飾法、19世紀イタリア音楽の歴史的演奏実践で知られるイタリアの指揮者・音楽学者。
概要
アルベルト・ゼッダ(1928年1月2日–2017年3月6日)は、19世紀イタリア・オペラの研究で最もよく知られるイタリアの指揮者、音楽学者である。ミラノに生まれ、舞台・演奏会での指揮活動と学術研究を両立させた。批判校訂版を作成し、歴史的な声楽・管弦楽の演奏法の回復を目指す上演を指揮した。
画像ギャラリー
3 画像経歴とロッシーニとの関わり
ゼッダは、とりわけジョアキーノ・ロッシーニの音楽と深く結び付けられている。ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティバルには長年にわたり関わり、芸術面および指揮面の役割を担った。彼のオペラのレパートリーはベルカントから初期ロマン派のイタリア伝統に及び、ヨーロッパその他の地域で歌手や管弦楽団と協働して、上演機会の少ない楽譜の復興に取り組んだ。
研究と校訂
音楽学者としてのゼッダは、バロック期から19世紀に至る多様な作曲家の作品を研究・校訂した。アントニオ・ヴィヴァルディ、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル、ガエターノ・ドニゼッティ、ヴィンチェンツォ・ベッリーニ、ジュゼッペ・ヴェルディなどを扱った。その校訂版と解説は、後世の上演で改変されてきた原作者の意図、音楽のテクスチュア、演奏指示を明らかにすることを目的とした。
演奏への姿勢
ゼッダは、歴史的情報に基づく声楽様式、特に節度ある装飾とカデンツァの使用を重視した。装飾法について執筆・講演し、恣意的な加飾ではなく、当時の実践と歌手個人の個性を尊重する装飾を提唱した。彼の方法は、学術的根拠と現代の舞台における実践的要請との均衡を図るものだった。
遺産と影響
録音、批判校訂版、教育を通じて、ゼッダは一世代の歌手、指揮者、楽譜編集者に影響を与えた。忘れられていたオペラの再評価を促し、主要レパートリーの上演を、より様式的に真正な方向へと導いた。ゼッダは2017年3月6日、ペーザロで89歳で死去した。その仕事は現在も演奏家と研究者に参照されている。
主な事項
- 実演家としての指揮者と、学術的な校訂者の活動を両立させた。
- 20世紀におけるベルカントおよびロッシーニ作品の復興で中心的な役割を果たした。
- 演奏実践に今なお影響を与える校訂版と解釈上の指針を残した。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com アルベルト・ゼッダ:イタリアの指揮者・ロッシーニ研究者 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/2138
出典
- milano.corriere.it : Lutto nel mondo della lirica, è morto il maestro Alberto Zedda