アレクサンダートルテ(アレクサンダー・トルテ)
ラズベリージャムをはさみ、編み込みまたは平行に配した生地の帯をのせる層状の菓子。伝統的にロシア皇帝アレクサンドル1世と結び付けられる、バルト地域とフィンランドの名物菓子。
概要
アレクサンダートルテは、焼いた台生地と細い帯状の生地で作る上面の間に、果実ジャムをたっぷりはさんだ、コンパクトで切り分けやすいデザートである。最もよく知られる形にはラズベリージャムが用いられるが、レシピは地域により異なる。完成した菓子は通常、長方形または正方形に切り分けて供され、やわらかなフィリングと、模様の付いたややさくりとした表面の対比が特徴とされる。
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2 画像特徴
このトルテの基本は、ショートクラストまたはクッキーに似たペイストリー生地、ラズベリージャムなどの果実のスプレッド、そして台生地と同じ生地で作る格子状または帯状のトッピングという、単純な組み合わせにある。食感では、ほろほろとした生地と粘りのある果実の対照が生まれる。帯の模様は、編み込む場合でも平行に並べる場合でも、見た目を決定づける要素である。
歴史と起源
名称とレシピの正確な起源は明らかではない。多くの説ではロシア皇帝アレクサンドル1世と関連付けられ、19世紀初頭には著名な菓子職人が帝室の厨房で働いていたことが料理史に記されている。ある伝承は、19世紀初頭にロシアの高官が訪問した際、フィンランドのヘルシンキでスイス式の訓練を受けたパン職人が一種の菓子を作ったことを最初の製造とする。ただし、これらの結び付きは記録で裏付けられた事実ではなく、料理にまつわる民間伝承の域を出ない。
地域による主張と変種
アレクサンダートルテはバルト地域の一部でもその起源が主張されており、ラトビアは伝統的な焼き菓子の一つとみなす地域の一つである。北ヨーロッパ各地では、フィリングや生地の厚さに違いがある。ほかの赤いベリー類のジャムや薄いアーモンドペーストを使うものもあれば、帯状の模様を異なる装飾意匠へと変化させたものもある。
調理と供し方
基本的な作り方では、しっかりしたショートクラスト生地をのばして浅い型に敷き、均一にジャムを広げ、同じ生地の細い帯で覆って、薄く焼き色が付くまで焼く。供する際の一般的な要点は次のとおりである。
- 帯を切る前に生地を冷やし、縁をきれいに保つ。
- 水っぽくなるのを防ぐため、種のない濃厚なジャムを使う。
- フィリングを落ち着かせ、形よく切り分けられるよう、冷めてから切る。
特筆される事項
アレクサンダー・トルテやアレクサンダー・トルテなど、同じ名称の異表記で呼ばれることが多いが、考案者は確実には記録されていない。この菓子が長く親しまれてきた背景には、材料の簡素さ、持ち運びやすさ、そして帯状の上面デザインがもつ視覚的な魅力がある。今日の菓子職人は家庭的なおやつとしても専門的なパティスリーでもこれを再現しており、地域の好みがフィリングや生地の食感に反映されている。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com アレクサンダートルテ(アレクサンダー・トルテ) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/2409