申命記:モーセの告別説教、律法、契約更新
申命記は、モーセの告別説教、律法の再提示、契約の更新を収める五書/トーラーの第5書。ユダヤ教とキリスト教における主要な神学的主題を扱う。
概要
申命記は、ヘブライ語聖書およびキリスト教の旧約聖書の編集における第5書である。イスラエルの民がカナンの地へ入る前に、モーセが共同体へ語った一連の告別の言葉として構成されている。本書は五書の他の箇所に見られる法規と神学的主題をあらためて取り上げ、それらを契約の更新として位置づける。多くの伝統においてトーラーの中心的な一部をなし、そのヘブライ語名であるデヴァリームは、通常「言葉」または「語られた事柄」と訳される。本書の一般的な解説はこちらも参照できる。
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5 画像内容と構成
申命記は新たな物語の出来事を提示するというより、主としてモーセに帰される三つの長い説教と、モーセの死を語る結びの叙述を記録している。これらの説教は、勧告、歴史の回顧、律法の再提示を集成したものである。一般に、主な区分として次が挙げられる。
- イスラエルの放浪と過去の失敗を要約する歴史的序言。
- 契約に基づく生活を重視して、先行する戒めを再構成する大規模な法規の部分。
- 忠実であること、または不従順であることの結果を示す祝福と呪いの部分。
- モーセの最後の歌、ヨシュアへの任命、モーセの死の記述。
研究者や宗教教育者はしばしば、シェマや礼拝の集中化を求める呼びかけなどの重要な箇所を、本書の特色として指摘する。
歴史的背景と成立
伝統的にはモーセの作とされ、そのため五書、すなわち「モーセ五書」(五書)と結び付けられてきた。しかし現代の研究では、申命記はイスラエルの宗教を形づくった後代の編集活動の産物とみなされている。本書は一般に、エルサレムにおける礼拝の集中化を目指す運動、ならびに後続する物語書を含む、いわゆる申命記史書と関連づけられる。本書はイスラエル人として知られる共同体に向けられ、記憶、律法、民族的アイデンティティに関する関心を反映している。
主題と神学的強調
申命記は、契約への忠実さ、社会正義、神への排他的な献身を強調する。貧しい人、寄留者、寡婦、孤児を公正に扱うことに注意を向けながら、先行する律法を再構成し、服従は祝福をもたらし、不従順は結果を招くと説く。本書は倫理的行為の基盤として、民と祖先との関係、また神の意志が求めるところを繰り返し訴える。さらに、後のユダヤ教およびキリスト教の道徳的教えを形づくった諸原則も表明している。
用法、影響、主な特色
申命記は宗教法、典礼、政治思想に長く影響を与えてきた。トーラーの一部として会堂の朗読周期で定期的に読まれ、諸伝統にまたがる倫理教育の源となってきた。説教的な文体、礼拝の集中化を掲げる綱領的な呼びかけ、契約を記憶し続けることへの強い関心が、際立った特徴である。簡潔な入門と学習案内については、学習用リンクや、こちら、こちらの概説資料を参照できる。さらに、学術的および信仰に基づく資料は標準的な参考文献と、ヘブライ語本文の注解の集成で利用できる。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com 申命記:モーセの告別説教、律法、契約更新 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/26939