アメリカハナズオウ(Cercis canadensis)
北米東部原産の落葉性の小高木または大型低木。早春に咲くエンドウに似た桃色の花、ハート形の葉が特徴で、観賞用や林冠下の樹木として広く利用される。
概要
Cercis canadensisは、一般にアメリカハナズオウと呼ばれるマメ科の落葉樹である。春の花と美しい樹形が評価され、大型低木または小高木として生育する。原産地は北米東部で、オンタリオ州南部からカナダを経て、フロリダ州北部までのアメリカ合衆国に分布する。また、オクラホマ州の州の木としても知られる。
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9 画像特徴
栽培下では通常、高さ6~9メートルになり、丸みを帯びた樹冠をつくる。葉は幅広いハート形で、花の後に展開する。早春には、桃色から赤紫色までのエンドウに似た花が短い房となって、葉のない小枝や古い枝に現れる。これは幹生花と呼ばれる性質である。花の後には扁平な豆果ができ、秋まで残る。
利用と栽培
観賞価値:アメリカハナズオウは、季節の早い時期に咲く花と魅力的な葉を目的に、公園や庭園、街路樹として広く植えられる。さまざまな土壌に適応し、日なたから半日陰で育つため、より大きな樹冠の下に植える林冠下の樹木にも適している。
- 繁殖:種子または苗木から容易に育てられる。多くの栽培品種は接ぎ木される。
- 管理:一般に手間は少ないが、若木のうちは定期的な水やりと良好な排水が有益である。
- 食用に関する注記:花は食用になり、地域の料理ではサラダに生で用いたり、砂糖漬けにしたりすることがある。
歴史、栽培品種と注目される事項
北米東部原産である一方、アメリカハナズオウは世界各地の造園にも利用されている。葉色、花色の濃さ、樹形を対象に複数の栽培品種が選抜されており、紫葉の系統の一部は観賞植栽で人気がある。マメ科の一員として莢をつけるが、通常は作物として利用されない。
識別上の特徴と留意点
アメリカハナズオウは、ヨーロッパハナズオウ(Cercis siliquastrum)や西部のハナズオウ類と比較されることが多い。違いは主として開花時期、葉の大きさ、地域ごとの耐性に見られる。害虫や病気には、胴枯れ病やバーティシリウム萎凋病などの土壌伝染性菌類が含まれることがある。植栽場所を慎重に選び、衛生管理を行うことで、リスクの軽減に役立つ。早い時期の開花、ハート形の葉、扱いやすい大きさの組み合わせにより、温帯の景観で季節感を演出する樹木として人気が高い。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com アメリカハナズオウ(Cercis canadensis) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/29772
出典
- iucnredlist.org : Cercis canadensis