インターリングア(Interlingua)とは|西欧語ベースの国際補助語の特徴と歴史

インターリングアとは?西欧語ベースの国際補助語の特徴と歴史、1951年の誕生背景、学びやすさやエスペラント等との比較まで分かりやすく解説。

著者: Leandro Alegsa

インターリングアとは、主に西ヨーロッパの言語に共通して見られる語彙を基に組み立てられた国際補助語(国際的な共通語)の一つです。語彙や文法は、できるだけ多くの人に「すぐに意味が通じる」ように設計されており、特にロマンス諸語や英語を知っている人にとって理解しやすいのが特徴です。

歴史

インターリングアは、国際補助語の研究団体であるIALA(International Auxiliary Language Association)が中心となって開発しました。長年にわたる研究と議論ののち、代表的人物の一人であるアレクサンダー・ゴーデらの手でまとめられ、1951年に最初の辞書と文法書が発表されました。発表当初から「既存の西欧語の共通項を抽出して作る」という方針が取られ、自然言語に近い形での国際語を目指しました。

特徴

  • 自然派(自然主義)アプローチ:語彙はフランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、英語など西欧語の共通形を優先して採用します。結果として、これらの言語話者には直感的に理解しやすくなります(例:学術・技術語に共通する語形が多い)。
  • 簡潔で規則的な文法:語形変化(屈折)は比較的少なく、名詞の複数は通常 -s を付けるなどシンプルです。定冠詞は le、不定冠詞は un を用いるなど、文法要素は明快に定義されています。
  • 正書法と発音:ラテン文字(表記体系)は西欧語の慣習に沿っており、読み書きに特別な新文字は不要です。つづりと発音の対応は比較的直感的に設計されていますが、完全な一音一字対応ではありません。
  • 即時理解(受容性):設計上、学習しなくてもテキストの意味が推測できる(受容可能性)ことを重視しています。実際に、ロマンス諸語や英語の知識があれば、初見の文章でもかなりの割合で理解できます。

エスペラント・イドーなどとの比較

世界には他にも多数の国際補助語があり、エスペラントイドーはインターリングアより前に生まれ、現在でも多くの話者を持っています。これらの言語は一般に「構築語(計画語)」として、語や文法を人為的に規則化することで習得しやすさを追求してきました。たとえば、エスペラントは文法規則が明確で例外が少ないため学びやすいと評価されることが多いです。一方、インターリングアは既存語の共通形を採ることで「学んでいない人にも意味が伝わる」ことを重視しており、両者は設計思想が異なります。

学習と使用状況

インターリングアの話者数や学習者数は正確には把握しにくいですが、2000年前後の推定では数百〜千数百人規模の知識者がいると報告されることがあります。話者コミュニティは小規模ですが、雑誌や学術記事の翻訳、インターネット上の資料、辞書や入門書など学習資源は存在します。

利用の場面としては、学術情報の相互理解、国際的な通信、言語学研究の資料、趣味の交流などが挙げられます。話者や支持者の中には、インターリングアを「新しいラテン語」のようだと表現する人もおり、ラテン系の語彙を生かしつつ現代的に簡素化した言語として受け止められています。

まとめ

インターリングアは、既存の西欧語の語彙を活かして「できるだけ多くの人に自然に理解されること」を目指した国際補助語です。制度的な文法の学習を経なくてもある程度の理解が得られる点が特徴で、特にロマンス語話者や英語話者には学習コストが低く感じられます。興味があれば辞書や入門書、オンライン教材で実際の文章や短い会話例に触れてみると、どの程度「自然に」理解できるか実感できるでしょう。

Interlinguaでの例文

自然言語と音楽の国際的
な最小の文法。


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インターリングアのパターノスター

インターリングア

基礎英語

Nostre Patre, qui es in le celos,
que tu nomine sia sanctificate;
que tu regno veni
que tu voluntate sia facite
super le terra como etiam in le celo.
Da nos hodie nostre pan quotidian,
e pardona a nostre debitas
como nos pardona a nostre debitores,
e non duce nos in tentation,
sed libera nos del mal.

天の父よ、
あなたの名が聖なるものでありますように。
王国が来ますように
天国と地のように、
あなたの喜びが行われ
ますように。
今日も私たちの必要とするパンをお与えください私たちに借金の
ある者を自由にしたように、私たちの借金
から解放してください。我らを試練に晒され
ないように
悪しき者から守りたまえ。

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質問と回答

Q:インテルリングアとは何ですか?


A:インテルリングアは、ほとんどの西ヨーロッパ言語で見られる単語を使用した構成言語です。IALAによって作られたもので、英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語が元になっています。Interlinguaという名前は、ラテン語の語源で「間」や「互いに」という意味の「inter」と、「言語」という意味の「lingua」に由来しています。

Q:誰がInterlinguaを作ったのですか?


A:インテルリングアは、IALA(アレクサンダー・ゴードが率いる20年以上の研究者グループ)によって作られました。彼らは1951年に最初の辞書を出版しました。

Q:インテルリングアを話す人は何人くらいいるのですか?


A: 2000年には、インテルリングアを話す人は1,500人でした。しかし、話者によれば、何百万人もの人が、最初に学ぶことなく理解することができるそうです。

Q:1000人以上の話者がいる構築言語は他にあるのですか?


A:はい、エスペラント語とイド語が1000人以上の話者を持つ他の2つの構築言語です。どちらもインテルリングアより前に作られた言語です。

Q:インテルリングアは自然言語より簡単に学べるのですか?


A: そうです。なぜなら、異なる国の人々が、最初に新しい言語を学ぶことなく、簡単に会話できるように作られたからです。昔ローマで話されていたラテン語のような自然言語に比べて、よりシンプルで現代的です。

Q: なぜ、エスペラントやイドの方がインテルリングアより簡単だと考える人がいるのですか?


A: エスペラント語やイド語の方が、例外(規則を破る言葉)がないから簡単だと考える人もいます。また、インテルリングアのために選ばれた単語は、英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、それにオック語やルーマニア語(ラテン語を使っていた言語)を知っている人にとって簡単なものばかりなので、この言語を学ぶことも簡単だと思う人もいます。


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