反意語とは、ある語の意味と対照的、または反対の意味をもつ語彙項目です。日常的には、hot と cold、full と empty のような対比を表すのに役立ちます。簡潔な辞書的定義は 辞書項目、語源や用法の補足は 語源と用法 を参照できます。
反意語の種類
反意関係は一つの現象だけではありません。言語学では、一般に次のような種類が区別されます。
- 段階的反意語(hot/cold)は、中間的な状態や比較級を許します。
- 補完的・矛盾的対(alive/dead)は、その間に中間領域をもちません。
- 関係的・対応対(buy/sell, parent/child)は、同じ状況を反対の視点から表します。
- 可逆的動詞(rise/fall, open/close)は、行為の取り消しや反転を示します。
語によっては カウンターニム または自反意語であり、文脈によって一つの形が自分自身の反対の意味をもつことがあります(たとえば dust は、ほこりを取り除くことも、ほこりをかけることも指します)。どの種類かを見分けることは、解釈や翻訳に重要です。
成り立ち、歴史、注目点
反意語は、good/bad のような独立した語根の対であったり、happy/unhappy、legal/illegal のように否定接頭辞で形態的に作られたりします。英語の antonym という語は、語彙の意味関係に正確なラベルを求めた辞書編纂者によって19世紀半ば、一般に1857年とされる時期に初出が確認されています。反意関係は、意味論、辞書学、言語教育で語彙を説明し整理するために研究されます。
実用面では、反意語は定義文の作成、シソーラス、教育教材、さらに感情分析や矛盾検出のような自然言語処理にも役立ちます。ただし、反対関係は文脈に左右されることが多く、文化的要因、段階性、語用論的な含みのために、見かけ上の反意語が完全ではなかったり、対称的でなかったりします。