概要
ラ・ジョコンダは、アミルカレ・ポンキエッリ作曲、アッリーゴ・ボーイト台本による四幕のイタリアオペラで、原作はヴィクトル・ユーゴーの戯曲である。物語の舞台はヴェネツィアで、ロマンティックなメロドラマ、政治的緊張、悲劇的な自己犠牲が組み合わされている。この作品は1876年4月8日にミラノのラ・スカラで初演され、ほどなく作曲者にとって最も成功した舞台作品となった。現在でもポンキエッリのオペラの中で最も知られており、声楽的に難度の高い役と大規模なアンサンブルで注目される。
登場人物とあらすじ
主要な役には、ラ・ジョコンダ(市場の女)、エンツォ(貴族)、ローラ(エンツォの恋人)、バルナバ(密偵)、アルヴィーゼ(嫉妬深い貴族)が含まれる。筋は、入り組んだ恋愛、嫉妬、裏切りを、市民の不穏な空気の中で描く。物語は次第に緊張を増す対決へ進み、最後は悲劇に至る。英雄的行為と犠牲が、このオペラの感情的な力の中心をなしている。簡潔なあらすじと配役一覧は、標準的なスコアや、たとえばオペラ参考資料のような専門ガイドを参照するとよい。
音楽と聴きどころ
ポンキエッリの楽譜には、後期ロマン派イタリア・オペラの特徴がよく表れている。伸びやかな声楽線、力強い合唱、色彩豊かなオーケストレーションがその例である。歌手には、親密な抒情的場面から劇的な宣言調まで、幅広い書法が求められる。作品には人気の高い演奏会用抜粋がいくつかあり、なかでもバレエの場面は、独立して演奏されることの多い時の踊りとして最もよく知られている。この管弦楽部分は演奏会レパートリーや大衆文化にも入り込み、全曲上演では大規模なアンサンブルと長大なアリアが聴きどころとなる。
上演史と評価
ミラノでの初演後、ポンキエッリの作品は19世紀末から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパとアメリカで広く上演された。のちにレパートリーの中心からはやや外れたものの、主要歌劇場や音楽祭でたびたび復活上演されてきた。台本作家ボーイトは、ほかの作曲家との共作を通じてさらに名声を高め、またこのバレエ場面が作品の文化的な可視性を保ち続けている。
上演、版、録音
上演では、カットの有無、オーケストレーション、舞台構想が異なる。現代公演では、時代的な実践と現代的な演出を両立させることが多い。研究や上演のための批判版や録音も利用できるため、推奨版や歴史的演奏法に基づく選択肢については、最新のカタログや専門ディスコグラフィーを参照するとよい(参考資料を参照)。初演や制作史に関する情報は、機関アーカイブや注釈付きスコアで確認でき、必要に応じて主要オペラ図書館や資料館に問い合わせることもできる。
主な特徴
- スペクタクルと親密なドラマを組み合わせた四幕構成。
- 抒情的技法と劇的技法の両方を要する難度の高い主役陣。
- よく知られた管弦楽バレエ時の踊りを含む。
- ヴィクトル・ユーゴーの戯曲に基づき、ミラノのラ・スカラで初演された。
さらに背景を知りたい読者は、標準的なオペラ史、現代の批判版、19世紀後半イタリア・オペラの専門研究を参照できる。図書館やオンライン目録には、楽譜、台本、録音が通常収録されており、専門音楽祭や歌劇場もプログラムノートや上演史を提供している(戯曲の出典、台本作家の仕事、ジャンルの文脈、作曲者、およびラ・スカラのアーカイブ資料)。