概要

ラベージ(Levisticum officinale)は、セリ科(Apiaceae)の丈夫な多年草です。食用にできる複数の部位が重視され、背の高い中空の茎と複散形花序をつけ、料理用、民間療法、庭園の見本植物として栽培されます。一般的な植物情報は植物ページを参照してください。

特徴

草丈は通常1〜2メートルに達し、大きな羽状複葉は傷つけると強いセロリに似た香りを放ちます。開花は夏で、黄緑色の散形花序をつけます。後にできる果実は、一般に種子と呼ばれ、縦に筋があり芳香があります。全体の風味は、より強く草本的なセロリに近く、ほのかにアニスやパセリを思わせるとも表現されます。

歴史と栽培

ヨーロッパと西アジアの一部が原産で、ラベージは古代から栽培され、中世の薬草園でも守られてきました。日なたから半日陰を好み、湿り気がありながら水はけのよい土壌でよく育ちます。短い根茎で広がるため、定着した株は何年も存続し、春または秋に株分けして増やします。

用途と例

葉と若い茎は、生食のサラダ、スープ、煮込み料理、だし汁に使われます。中空の茎は砂糖漬けにしたり、セロリと同様に用いることもあります。種子はパン、ピクルス、リキュールの香りづけに使われ、根はときに調理されたり、伝統的な薬に用いられます。実用的な料理上の注意やレシピは、ハーブの資料:ハーブ資源を参照してください。

増やし方と庭での役割

ラベージは、春まきの種子から、または定着した株の株分けで増やします。手間が少なく、開花期には受粉昆虫を引き寄せます。宿根草のボーダーや草本の目隠しとして、存在感のある構造的な植物にもなります。一般的な園芸利用では、特定の品種差は多くありません。

注目すべき点と注意

  • セロリ、パセリ、フェンネルの近縁であり、セリ科植物にアレルギーのある人は反応することがあります。
  • 伝統的には消化補助や軽い利尿作用のある植物として用いられてきましたが、現代の臨床的証拠は限られています。薬用として使う前に医療専門家に相談してください。
  • 一部のハーバリストは、妊娠中や授乳中の薬用量を避けるよう勧め、濃縮された精油には注意を促しています。