ミズーリ州議会:上院・下院の構成と任期(ジェファーソンシティ)
ミズーリ州議会の構成、上院・下院の人数と任期をわかりやすく解説。4年・2年の任期制やジェファーソンシティの州議事堂など基礎知識を短時間で把握。
ミズーリ州議会は、米国ミズーリ州の州議会であります。二院制をとっており、32名の上院議員、163名の下院議員で構成されています。両院の議員にはそれぞれ任期が定められており、上院議員の任期は1期4年で通常は2期まで、下院議員の任期は1期2年で通常は4期までとされています。各院での任期上限はそれぞれ最大8年です。州議会の本会議や委員会は、ジェファーソンシティーの州議会議事堂で行われます。
構成と任期の詳細
- 上院(Senate):32名。任期は4年で、任期は分割されており、選挙は2年ごとに上院議席の半数前後が改選されます。これにより議会の継続性が保たれます。
- 下院(House of Representatives):163名。任期は2年で、全議席が2年ごとに改選されます。
- 任期制限:上院・下院ともに「各院での在任期間」の上限があり、上院は最大8年(4年×2期)、下院は最大8年(2年×4期)です。両院で務めれば合計でより長く勤めることもあり得ます(院ごとの制限が適用されます)。
選挙と会期
- 定期選挙は通常、偶数年の11月に実施されます。選挙で選ばれた議員はその後に就任し、議会活動を開始します。
- ミズーリ州議会は年に一度の定期会期を定めており、通常は年初に開会します。会期中、両院は法案の審議・採決、予算審査、委員会活動などを行います。
- 議員の欠員が生じた場合は、州法に従って補欠選挙などで埋められます(通常は特別選挙)。
指導部と役割
- 上院は州務副知事(Lieutenant Governor)が上院議長を務めることが多く、日常の運営では選出された議長(President Pro Tempore)が重要な役割を担います。
- 下院は議員の投票で選ばれる議長(Speaker of the House)が議事運営の中心となり、委員会指名や議事日程の調整などを行います。
- 両院とも多数・少数党のリーダーや各種委員会が存在し、法案審査や公聴会、監視機能を通じて立法プロセスを進めます。
立法プロセスの概略
- 法案はいずれかの院で提出され、委員会で審査・修正されます。承認されれば本会議に回され、可決後にもう一方の院で同様の手続きを経ます。
- 両院で可決された法案は知事の署名を受けて成立し、知事が拒否権(ヴィート)を行使した場合は両院の再可決が必要になります。
以上がミズーリ州議会(上院・下院)の主な構成、任期、選挙・運営に関する概要です。州議会の具体的な手続きや最新の規定は、公式の情報源や州法を参照してください。
資格
下院議員は24歳以上でなければ選出されません。また、下院議員は2年間ミズーリ州の有権者であること、および1年間代 表となる郡または地区の住民であることが必要です。上院議員は30歳で、3年間ミズーリ州の有権者であることが必要です。また、選出される前に1年間、自分が代表する地域の住民でなければなりません。
セッションと定足数
ミズーリ州憲法第3条第20節によると、州議会は州総選挙後の1月の第1月曜日の後の最初の水曜日に召集(会合)されなければならないことになっています。5月30日に閉会し、5月の第2月曜日の後の最初の金曜日の午後6時以降は、議案を審議することができません。5月の第1月曜日から数えて最初の金曜日の午後6時以後は、予算計上法案を審議することができません。閉会後、知事が反対票を投じた法案を返還した場合、総会は自動的に9月の第2月曜日の次の第1水曜日に召集され、10日間を超えない期間で拒否権を発動した法案を審議します。
知事は、いつでも最大60暦日間、総会を臨時会期として召集することができます。知事が召集または特別メッセージで推奨する議題のみを審議することができる。臨時議長および議長は、各議会の議員の4分の3の申立てにより、30日間の臨時会期を召集することができる。
第10条 両議院は、他の議院の同意がなければ、一時に10日を超えて休会することはできない。両議院は、両議院の会議場以外の場所に召集されることはない。
非常勤議員であるため、総会での報酬は低い。ほとんどの上院議員や下院議員は立法業務以外の仕事を抱えています。議員報酬は1立法年度あたり35,915ドルで、1日あたり104ドルの経費が支給されます。また、健康保険も完備されています。
関連ページ
- ミズーリ州議会議事堂
- ミズーリ州議会下院
- ミズーリ州上院
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