QED: 証明の完了と量子電気力学
QEDは、証明完了を示すラテン語の略と、光と電荷をもつ粒子の相互作用を記述する量子電気力学を指す略語。数学・論理学と物理学の両方で使われる。
QEDは、広く知られた2つの意味をもつ略語である。数学と論理学では、定理や議論が完了したことを示すために用いられるラテン語quod erat demonstrandumを表す。物理学では同じ3文字の頭字語が量子電気力学を指し、光と電荷をもつ粒子の相互作用を記述する量子場理論の名称になっている。
証明での由来と用法
このラテン語は字義どおりには「証明されるべきであったこと」を意味する。古典的な数学書や、ユークリッド幾何学の翻訳でも見られ、そこでは関連するギリシャ語の定型句が命題の末尾に書かれるのが慣例だった。現代の証明では、Q.E.D.、四角形の記号、あるいは「thus proved」に相当する語句で結ばれることがある。この印は、論理の連鎖が意図した結論に到達したことを簡潔に示す役目を果たす。
量子電気力学(QED)
量子電気力学は、量子力学と特殊相対性理論を統合し、電磁現象を説明する相対論的な量子場理論である。光子と電荷をもつ粒子(主として電子と陽電子)の相互作用を、量子の交換と、ファインマン図で表される摂動法を用いて記述する。QEDは標準模型の基礎をなす理論の一つであり、たとえば電子の磁気モーメントや原子中の小さなエネルギー移動の計算に見られるように、実験との一致がきわめて高いことで知られている。
歴史と発展
QEDは、20世紀前半の初期量子力学と相対論的研究から発展した。いく人かの物理学者が、現代理論の形成に重要な着想と形式を与えた。それらの方法は理論上の無限大の問題を解決し、粒子物理学全体で用いられる実用的な計算技法を生み出した。
区別と文化的な注記
- 証明に関するQ.E.D.と物理学のQEDは、文字は同じでも偶然一致しただけの無関係な略語であり、使われる文脈は大きく異なる。
- QEDは、要点を強調するために皮肉や修辞として使われることもある。数学者はむしろ、墓石記号のような正式な記法を好む。
- この語句や理論の技術的概説と歴史的背景については、関連資料として歴史と訳語および量子電気力学を参照。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com QED: 証明の完了と量子電気力学 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/80316