概要
カプコンが開発・発売した長寿サバイバルホラーシリーズの2009年作品が、Resident Evil 5である。発売当初はPlayStation 3とXbox 360向けに登場し、その後Microsoft Windows版もリリースされた。本作は、シリーズが重ねてきたバイオテロのテーマを受け継ぎつつ、よりアクション寄りの方向へ進んだ作品として位置づけられる。日本ではBiohazard 5の名で知られ、一般にはResident Evilシリーズの本編ナンバリング作品の一つとして数えられている。
ゲームプレイと特徴
Resident Evil 5は、先行作品で導入された肩越しの三人称視点を採用し、協力戦闘、資源管理、敵の多様さをこれまで以上に重視している。プレイヤーは主にクリス・レッドフィールドを操作し、AIパートナーのシェバ・アローマーと行動するか、ローカルまたはオンラインの協力プレイで2人目のプレイヤーと進行できる。
- 戦闘:銃器、近接攻撃、そして遮蔽の戦術的な使い方に重点が置かれている。
- インベントリ:従来のサバイバルホラー作品よりも整理されており、章の合間に武器強化や購入可能なアイテムを利用できる。
- モード:物語キャンペーンに加え、テンポの速いマーセナリーズなどのチャレンジモードを備える。
こうした仕組みによって、本作は弾薬の節約や戦略的な判断を求める場面を残しながらも、全体としてはより速いテンポで進む。サバイバルホラーの要素を保ちつつ、アクション性を前面に出した構成となっている。
舞台と物語
物語は、ウイルス流出と、それに結びつく新世代の生物兵器を調査する捜査官たちを中心に展開し、世界規模の陰謀へとつながっていく。シリーズの既存キャラクターが再登場する一方で、新たな協力者や敵対者も登場し、シリーズ全体の流れの中ではアルバート・ウェスカーが重要な役割を担う。舞台の多くは架空のアフリカ地域とその周辺に置かれ、調査、救出、そして不気味なバイオ有機体との対決が物語を形づくる。
開発、発売、エディション
カプコンが制作したResident Evil 5は、前作までの技術的・映画的な志向をさらに発展させた。2009年3月に家庭用ゲーム機向けに発売され、その後パーソナルコンピュータへ移植された。発売後には更新や拡張版が提供され、追加コンテンツを含む強化版のようなパッケージによって、作品の展開は長く続いた。シリーズやプラットフォームの文脈を確認するには、ビデオゲームという媒体や、PlayStation 3、Xbox 360の各ページも参照される。
評価と遺産
批評家やプレイヤーの多くは、制作水準、協力プレイ、洗練された戦闘を高く評価した。一方で、より大規模なアクションへの転換によって、初期作品に見られた緊張感や恐怖の要素が薄れたとする意見もあった。本作は商業的に成功し、後続のシリーズ方針にも影響を与え、現在でもシリーズの変遷を語るうえで頻繁に取り上げられる章となっている。
注目点と特徴
Resident Evil 5は、協力プレイへの強い重点と、三人称視点の銃撃戦を前面に押し出した点でシリーズ内でも際立っている。また、舞台や登場人物の描写をめぐって世間の議論を呼び、それはゲームにおける表象をめぐるより広い議論の一部にもなった。シリーズや各機種版についてさらに調べるなら、Resident Evil、日本でのBiohazardという名称、そしてPlayStation、Xbox、Windowsの各項目が参考になる。
総じて、Resident Evil 5はシリーズにとって過渡期を形づくった作品であり、サバイバルホラーとしての原点と、その後のよりアクション重視の方向性とをつなぐ存在となった。さらに、後続作品でも使われることになるゲーム要素を導入した点でも重要である。