レトコン(後付け設定)とは?定義・種類・具体例と影響をわかりやすく解説
レトコン(後付け設定)の定義・種類・具体例・影響を図解と実例で分かりやすく解説。映画・ゲームファン必見の読みやすい入門ガイド。
後発的連続性(レトコン)とは、映画、テレビ、本のシリーズなどの架空の物語の中で、既に提示された設定や出来事に対して、シリーズの後の段階で新しい説明や変更、あるいは無視が行われることを指します。制作側が物語の辻褄を合わせたり、物語の幅を広げたり、あるいはファンの反応に応じて調整したりする過程で生じることが多く、意図的・非意図的の両方があります。レトコンは物語を補強する場合もあれば、混乱や批判を招く場合もあります。
なぜレトコンが起きるのか(主な理由)
- プロットの矛盾や穴を修正するため。既存の設定が後の物語展開と噛み合わないときに説明を追加することがあります(例:プロットの穴を埋める)。
- 物語やキャラクターを拡張して新しいテーマや視点を取り入れるため。スピンオフや前日譚で新情報を与えるケースが多いです。
- ファンの反応や社会的文脈の変化に応じて、受け入れられない要素を変更・削除するため。
- 製作過程での事情(脚本の差し替え、出演者の都合、予算の制約など)による結果として、後から設定を変える必要が出るため。
レトコンの主な種類とわかりやすい例
- 追加(加筆):シリーズの後で新たな説明や背景が追加され、出来事の理解が変わるもの。最初に計画されていなかった「新事実」を導入します。例としては『スター・ウォーズ エピソードIV:新たなる希望』で観客が「デス・スターの弱点や配置が不自然」と感じた点を、後に前日譚で説明したケースがあります。『スター・ウォーズ』の創始者であるジョージ・ルーカスは、その理由を最初は説明しませんでしたが、前日譚の『ローグ・ワン』の脚本家たちは、反乱軍が破壊しやすくするために、主人公ジーン・エルソの父であるガレン・エルソがわざと弱点を作ったという背景を追加しました(反乱軍=同盟が破壊を成功させるための仕組み)。
- 改変(矛盾の導入):以前に提示された情報と後の説明が食い違う場合。既存の設定を覆したり、異なる事実を提示したりすることで矛盾が生じます。例えばゲーム『メタルギアソリッド』シリーズでは、ある作品で語られる年齢や経歴が別作品の描写と食い違い、登場人物の設定に矛盾が生じました(例:悪役のリボルバー・オセロットが主人公のソリッド・スネークに、ビッグ・ボスがクローンを作るために自分の遺伝子を与えたのが50代後半だったとする説明がありましたが、前日譚である「メタルギアソリッド3」では時代設定や年齢が合いません)。このような場合、物語の整合性が疑問視されやすくなります(関連する概念としては矛盾)。
- 引き算(無視・削除):シリーズの後続作で過去作品の設定や出来事を無かったことにする、あるいは描写を事実上なかったことにする場合。これは「忘れられた設定」や「抹消」に相当します。例として映画『X-メン・オリジンズ:ウルヴァリン』で描かれた、悪役ストライカー大佐がスーパーヒーローのデッドプールを実験してウェポン11に変えた設定は、のちの『デッドプール』映画が製作された際にほぼ無視され、ファンから不満が出ました(当時の描写は実質的に無かったことにされた形で扱われる)。また、関連するリンクでは単語断片としてデッドという表記も元の文章に存在します。
レトコンが作品やファンに与える影響
- 物語の整合性:うまく行えば穴を埋め、物語世界を豊かにしますが、無理な改変は物語全体の信頼性を損なうことがあります。
- ファンの反応:新しい説明が歓迎される場合もあれば、「裏切り」や「設定破壊」として強い批判を受ける場合もあります。特に愛着のある設定を変えると感情的な反発が出やすいです。
- 商業的影響:人気キャラクターや設定を変えることで新規の視聴者を呼び込める一方、既存のファン層を失うリスクもあります。
- クリエイターの自由度:時系列を調整したり前日譚で補完したりすることで、新たな物語の可能性が広がります。ただし説明責任が生じます。
制作者がレトコンを扱うときのポイント(おすすめのやり方)
- 整合性を優先する:過去の設定を変える場合、どのようにして矛盾を説明するかを明確に設計する。説明が後付けに見えないように物語の文脈で自然に組み込む。
- 尊重と説明:既存ファンへの敬意をもって変更点を提示し、どうしてその変更が物語上必要かを示すと理解を得やすい。
- 一貫したルールを作る:世界観のルールを曖昧にしないこと。例外を多用すると信頼が失われがちです。
- 代替案の提示:どうしても既存設定を変える必要がある場合、スピンオフや並行世界(パラレルワールド)の設定を用いるなど、受け入れやすい手法を検討する。
ファンとしてレトコンに接するときのコツ
- まずは新情報を受け入れてみる:一度物語の中でどう機能するかを見てから判断する。
- 制作者の意図を探る:なぜその変更が行われたのか、制作側のインタビューや公式説明を見ると納得できることがあります(例として前述のような前日譚や脚本の解説など)。
- 批判するときは具体的に:単に「嫌い」と言うより、どの点が矛盾しているのか、何が台無しになったのかを具体化すると建設的な議論になります。
まとめ
レトコンは物語世界を広げ、プロットの穴を塞ぐ強力な手段になり得ますが、安易に使うと世界観の信頼を失うリスクもあります。良いレトコンは物語に深みを与え、悪いレトコンは視聴者・読者の没入感を削ぐため、制作者は慎重に設計し、ファンは批判的かつ建設的に受け止めるのが望ましいでしょう。
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質問と回答
Q:遡及的連続性とは何ですか?
A: 映画、テレビ、書籍のシリーズなど、フィクションの物語において、ある詳細が後のシリーズで追加、変更、または無視されることです。
Q: リットコンの3つの主なタイプは何ですか?
A: リトコンの3つの主要なタイプは、追加(読者や視聴者にストーリーの新しい理解を与えるために追加される新しい詳細)、変更(すでに与えられた詳細に反する詳細)、減算(シリーズの後半で無視されるか忘れられる詳細)です。
Q: 追加型レトコンの例を教えてください。
A: 加筆修正の例としては、ジョージ・ルーカスが『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で、デス・スターの弱点が見つけやすく、配置が悪い理由についての説明を追加したことが挙げられます。ローグ・ワン』では、反乱同盟軍がデス・スターを破壊するために、ゲイレン・エルソがわざと弱点をつけたと説明しています。
Q: 改変のretconの例を教えてください。
A: 改変の例としては、『メタルギアソリッド2』で悪役のリボルバー・オセロットが、ビッグボスがクローンを作るために自分の遺伝子を与えたのは50代後半だったとソリッド・スネークに話していますが、『メタルギアソリッド3』は1964年の設定でビッグボスを主人公としていますが、彼は40代後半から50代前半には程遠い年齢になっているのです。
Q: 引き算のリトコンの例を教えてください。
A: 引き算のリトコンの例としては、『X-Men Origins』のデッドプールのストーリーをファンがとても嫌がったので、完全に無視したことです。
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