ロイヤルティレル古生物学博物館

ロイヤルティレル博物館は、カナダの人気観光スポットです。13万点以上の化石を所蔵する古生物学研究の中心的存在です。

アルバータ州ドラムヘラーから6km、カルガリーから135kmのところにある博物館です。白亜紀上期のホースシューキャニオン層の化石を含む地層の真ん中にあります。その標本は主にダイナソー州立公園とデビルズクーリー恐竜の卵ヒストリックネストサイトから採取されたものです。

ロイヤルティレル博物館の使命は、「アルバータ州の化石遺産を中心とした古生物学の歴史を収集、保存、研究、解説する」ことです。

歴史

博物館の名前は、1884年にレッドディア川流域で初めて恐竜を発見した地質学者ジョセフ・ティレルにちなんで付けられたものです。1985年9月25日に開館し、1990年にはエリザベス女王2世から王立博物館としての地位を与えられました。開館初年度には50万人以上の来館者がありました。年間平均来館者数は約40万人です。2010年には1,000万人目の来館者を迎え、エドモントン出身の少年が来館しました。

収蔵品・展示品

11,200平方メートル(121,000平方フィート)の博物館のうち、4,400平方メートル(47,000平方フィート)以上が展示品に充てられています。地球上の生命39億年の歴史を祝う年代順のギャラリーがあります。中でも最も人気があるのは「ダイナソーホール」で、ティラノサウルス・レックスやアルバートサウルスの標本を含む、約40体の恐竜の骨格標本が展示されています。その他、「大地の支配者たち」、「バージェス頁岩」、3億7500万年前のサンゴ礁の実物大模型「デボン紀リーフ」、600種以上の生きた植物がある「白亜紀の庭」、「哺乳類の時代」、「氷河期」などが展示されています。

"三畳紀の巨人 "は、既知の海洋爬虫類の中で最大の体長1,700平方フィート(160 m2 )の標本である。全長21メートル(69フィート)の魚竜ショニサウルス・シカンニエンシスは、ブリティッシュ・コロンビア州北東部のシカンニ・チーフ・リバーの海岸から出土したものである。

準備室」の窓からは、研究・展示のために化石を丁寧に準備する技術者の姿を見ることができます。その他、バッドランド見学ツアー、体験型展示の「ネクセンサイエンスホール」、化石発掘の疑似体験、子どもや家族向けのサマーキャンプなど、盛りだくさんの内容となっています。


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