サラダ・ニソワーズとは:ニース発の定番サラダ(ツナ・ゆで卵・オリーブ解説)
ニース発の定番サラダ「サラダ・ニソワーズ」を徹底解説。ツナ・ゆで卵・オリーブの基本とバリエーション、ヴィネグレットの作り方や食べ方を紹介。
サラダ・ニソワーズは、ニース地方のサラダです。トマト、ツナ、ゆで卵、オリーブ、アンチョビなどが入っています。ヴィネグレットで和えてあります。レタスと一緒に、またはレタスなしで食べます。ツナは加熱したものでも缶詰でもかまいません。
生の赤ピーマン、エシャロット、アーティチョークハートなど、季節の生野菜が入ることもあります。世界中のサラダ・ニソワーズのバリエーションでよく出される調理した野菜(インゲン豆やジャガイモなど)は入っていない。
フランス料理では、前菜として出される生野菜を「クルーディテ」と呼びます。
伝統的な材料(基本)
- トマト(完熟のもの。くし切りや角切り)
- ツナ(缶詰のオイル漬けや焼いた生鮮ツナ)
- ゆで卵(固ゆでを半分に切る)
- オリーブ(小粒の黒オリーブ、いわゆるニソワーズオリーブが伝統的)
- アンチョビ(好みにより。塩気と旨味を足す)
- 生野菜(レタス、赤ピーマン、エシャロット、アーティチョークなど)
ドレッシングと作り方のポイント
一般的なヴィネグレットの配合はオリーブオイル3:酢1を目安に、ディジョンマスタード、塩、黒胡椒、みじん切りのにんにくやエシャロットを混ぜます。赤ワインビネガーかレモン汁を使う場合もあります。材料に対してドレッシングは控えめにして、具材の風味を生かすのがコツです。
簡単な作り方:
- 卵は固ゆで(目安9〜11分)、冷水にとって殻をむく。
- トマトは切り、オリーブとアンチョビは適当な大きさにする。
- ボウルでヴィネグレットをよく乳化させる(泡立て器やフォークで)。
- レタスを敷くか皿に直接具材をきれいに並べ、最後にドレッシングを回しかける。
バリエーションと論争
サラダ・ニソワーズは地元と外部で意見が分かれる料理の一つです。伝統派は加熱したジャガイモやインゲンを入れないと主張する一方、多くのレシピや家庭、レストランではジャガイモやインゲン、さらには茹でたビーツや焼きパプリカを加えた「温かい」バリエーションも広く受け入れられています。
また、アンチョビやツナの代わりに豆類や焼き野菜を使うベジタリアン版、ツナなしでアンチョビを使うライト版、完全ヴィーガン版(卵の代用品を使う)など、現代の嗜好に合わせた変化も多く見られます。
提供のコツと保存
- ドレッシングは食べる直前にかける。事前に和えるとレタスやトマトが水っぽくなる。
- 余った場合はドレッシングと具材を別にして冷蔵保存すると風味が保てる(卵は翌日まで)。
- 夏の軽い主菜として、または前菜として出すのが一般的。バゲットやハーブの香るオリーブオイル、冷たいロゼワインとよく合います。
歴史的・文化的背景(簡潔に)
「ニソワーズ(Niçoise)」とは「ニース風」を意味し、地中海沿岸の新鮮な野菜と保存食(オリーブ、アンチョビ、ツナなど)を生かした料理として発展しました。地域の食材を反映したシンプルさと色鮮やかな盛り付けが特徴で、地元のクラシックなサラダとして長く親しまれています。
まとめると、サラダ・ニソワーズは基本の材料とヴィネグレットで素材の味を生かす地中海の代表的サラダです。伝統に忠実に作るか、好みに合わせてアレンジするかは自由ですが、どちらでも季節の鮮度の良い材料を使うことが美味しさの鍵です。

サラダ・ニソワーズ、ポーチドエッグ添え

サラダ・ニソワーズと炙りマグロ
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