メラニア・トランプ(Melania Trump、本名:Melanija Knavs、ドイツ語表記:Melania Knauss、1970年4月26日生)は、元米国大統領夫人であり、元モデルで、ドナルド・トランプの3番目の妻である。2005年1月22日に結婚し、2006年3月20日に長男バロン・トランプをもうけた。生まれは旧ユーゴスラビア(現在のスロベニア)で、幼少期はセヴニツァ(Sevnica)で育った。
経歴とモデル時代
若い頃からモデルとして活動を始め、リュブリャナの美術・デザイン系の学校で学んだ後、1990年代にイタリアのミラノを拠点に本格的なモデル活動を開始した。パリやニューヨークなど欧米のファッション都市でも仕事を重ね、雑誌や広告、ショーに出演した。ヨーロッパ系の背景と洗練されたスタイルで国際的に知られるようになった。
米国移住と私生活
1990年代後半から2000年代にかけてアメリカでの活動を拡大し、2001年頃にアメリカに移住したと報じられている。2005年にドナルド・トランプと結婚し、以後公的な立場から生活や活動が注目されるようになった。2006年に米国市民権を取得したとされる。語学堪能で、スロベニア語のほか英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語などを話す。
ファーストレディとして(2017–2021)
夫が第45代アメリカ合衆国大統領に就任した2017年1月から2021年1月までの在任期間、ホワイトハウスのファーストレディ(大統領夫人)として公務を務めた。ファッションやスタイルがしばしばメディアで取り上げられ、ホワイトハウスの公式行事や海外訪問にも同行した。公的イニシアティブとしては、子どもの福祉やインターネット上の安全をテーマにした「Be Best」キャンペーンを発表し、薬物依存症問題への関心も示した。
論争や批判
- 2016年の大統領選挙期間中、共和党大会で行ったスピーチが、2008年の民主党全国大会でミシェル・オバマ大統領夫人が行った演説と酷似していると指摘され、文章の一部が他者のものと重複していた問題で広く論争になった。スピーチ原稿の一部を作成したスタッフの責任が問われ、謝罪や説明が行われた。
- モデル時代や移民歴、ホワイトハウスでの私的支出や行動についてもメディアや批評家からの注目・批判を受けることがあった。
活動と評価
外交・文化面ではファッションを通じた注目や慈善活動への参加を通じて、公的な役割を果たした一方で、政策的主導権を強く握るタイプのファーストレディではなかった。支持者からは洗練されたイメージや母親としての姿勢が評価され、批判者からは発言や行動の不一致、政治的背景に伴う問題点が指摘された。
現在(退任後)
ホワイトハウス退任後は公的活動と私生活の両方を継続しており、ファッションやブランド、家族中心の生活を重視していると報じられている。将来の公的活動や慈善事業への関与についても引き続き注目されている。
補足(人物像):メラニア・トランプは、国際的なモデル出身という経歴と、アメリカ大統領夫人としての公的立場を併せ持つ人物であり、スタイルや言動が常に注目される存在である。公的イニシアティブとして子どもやインターネットの安全に関する問題提起を行ったことが代表的な活動の一つである。