ユベントスF.C.は、セリエAでプレーするイタリアのサッカークラブで、1897年に学生たちによって創設され、ホームゲームはトリノのユベントススタジアム(商業名称では Allianz Stadium)で行われます。クラブカラーは白と黒の縦縞で、愛称は「オールド・レディ(老婦人/オールドレディ)」。伝統的にイタリア国内で最も成功したクラブの一つとされ、国内外で強い影響力を持ちます。
歴史の概略
ユベントスは1897年の創設以来、イタリアサッカーの中心的存在として発展してきました。当初のユニフォームは淡い色でしたが、1903年にイングランドのクラブから白黒のストライプを採り入れ、現在のスタイルが定着しました。20世紀を通じて強化と拡大を繰り返し、クラブは国内リーグやカップ戦で多くの成功を収めてきました。
一方で、2006年のカルチョポリ(審判買収疑惑)ではクラブに厳しい処分が課され、当時のセリエA優勝の剥奪とセリエB降格が起きました。しかしユベントスは短期間で復帰し、指導体制や選手編成を立て直して再び上位に返り咲いています。
戦績と獲得タイトル
同クラブはイタリアサッカーの歴史の中で最も成功したチームの一つです。全体では、このクラブは51個の公式トロフィーを獲得しており、これは国内のどのチームよりも多く、イタリア国内でも記録となる40個のトロフィーを獲得しており、ヨーロッパや世界の大会では11個のトロフィーを獲得している。国際大会での実績も豊富で、欧州の主要大会やFIFA公認大会での勝利を含みます。オールドレディはヨーロッパで3番目に成功したクラブであり、6つの大陸サッカー連盟とFIFAのいずれかが公式に認めた国際的なタイトルを持つ世界で6番目のクラブでもあります。
欧州の主要タイトルの中では、UEFAチャンピオンズリーグ(旧欧州杯)を複数回制覇するなど、国際舞台でも目立つ実績を残しています。クラブは1985年に大きな国際的快挙を成し遂げ、欧州サッカー史上初めてUEFAの3大クラブ大会(欧州カップ、カップウィナーズカップ、UEFAカップの各種)を制覇したチームとなりました。また、イタリアチームとして初めてUEFAカップを制覇したクラブでもあります。
スタジアムとサポーター
トリノにあるユベントススタジアムは、クラブの専用スタジアムとして2011年にオープンし、観客に近い設計と最新設備で知られます。ユベントスはイタリア国内のみならず世界中に多くのファンを持ち、公式発表では約1億7000万人のユベントスサポーター(イタリア語で「ティフォシ」)が存在するとされるなど、世界屈指のファンベースを抱えています。
クラブの影響と社会的役割
ユベントスは国内代表への人材供給でも重要な役割を果たしてきました。トリネーゼ側がイタリア代表チームに多大な貢献をしてきたことは長年にわたる評価点です。また、財政面や欧州クラブの連携に関しても影響力があり、ヨーロッパの強豪クラブで構成されていた「G-14」解散後に結成された「ヨーロッパクラブ協会」の創設メンバーとしても名を連ねています。
国際的な評価として、FIFA公認の団体である国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)が2009年に発表したオールタイムランキングでは、ユベントスは20世紀のイタリアのベストクラブに選出され、ヨーロッパでは2位にランクされました。これは長年にわたる国内外での成功と影響力を示す指標の一つです。
主な選手・監督とライバル
ユベントスは多くの名選手を輩出・招聘してきました。代表的な選手にはアレッサンドロ・デル・ピエロ、ジャンルイジ・ブッフォン、ミシェル・プラティニ、ジネディーヌ・ジダン、パベル・ネドヴェド、ロベルト・バッジョなどがいます。指導者としてはマルチェッロ・リッピ、ファビオ・カペッロ、アントニオ・コンテ、マッシミリアーノ・アッレグリらがクラブを率いて成功を収めました。
ライバル関係としては、同じ都市のトリノFCとの「デリービ・デッラ・モーレ(Derby della Mole)」が伝統の一戦であり、インテルとの対戦は「イタリアのダービー(Derby d'Italia)」と称されることもあります。これらの対戦は国内外で注目を集めます。
現在と展望
近年もユベントスは若手育成、補強、市場戦略を組み合わせながら競争力を維持しています。クラブは伝統を重んじつつ、経営・施設面の近代化を進め、国内リーグや欧州大会での優勝を目指し続けています。ファンベースの大きさと歴史的成功を背景に、今後もイタリアのみならず欧州を代表するクラブの一つであり続けることが期待されています。