銀河系外天文学:天の川銀河の外にある天体の研究
銀河系外天文学の対象、手法、歴史、主要な天体分類、観測機器と、銀河の進化および大規模宇宙の理解に果たす役割を概説する。
銀河系外天文学は、天文学のうち、天の川銀河の外部に位置する天体を扱う分野である。銀河内部の天体を研究する銀河天文学を補完し、銀河、銀河群、銀河団、銀河間物質、さらにクエーサーや活動銀河核などの高エネルギー現象を対象とする。研究範囲は、局所銀河群内の比較的近傍の系から、高い宇宙論的赤方偏移で観測される最遠方の銀河にまで及ぶ。
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2 画像対象範囲と主な天体分類
銀河系外研究の主要な対象には、渦巻銀河、楕円銀河、不規則銀河、矮小銀河、大質量の銀河団がある。また、大規模な宇宙の網目構造を形づくるフィラメントやボイドなどの拡散した構造も研究される。活動銀河核とクエーサーは、ブラックホールの成長とフィードバックを探る明るい指標として調べられる。銀河風によって元素が供給され、背景天体に対する吸収として観測される銀河間物質は、銀河外部に存在するバリオンをたどる手掛かりとなる。
手法と観測機器
研究者は幅広い手法を用いる。撮像と測光は構造や色の測定に、分光は赤方偏移と化学組成の決定に使われ、電波からX線までの観測はガスと高エネルギー過程を調べる。強い重力レンズ効果と弱い重力レンズ効果は、暗黒物質を含む質量分布を明らかにする。観測には地上観測所と宇宙望遠鏡が用いられ、大型の光学・赤外線施設、電波アレイ、高エネルギー衛星などが含まれる。
歴史と発展
20世紀初頭には、多くの淡い星雲が独立した銀河であることが明らかになった。その後の研究により膨張する宇宙が確立され、銀河は宇宙論的な文脈に位置づけられた。以後、感度が高まった観測機器と多波長サーベイによって、銀河の形成と進化に関する理解は大きく変化した。
重要性と未解決の課題
銀河系外天文学は、大規模構造の地図化、ハッブル膨張の測定、暗黒物質と暗黒エネルギーへの制約を通じて宇宙論と結び付く。現在の課題には、銀河内の星形成とフィードバックの詳細な物理、銀河合体の役割、ならびに銀河と銀河間物質の間におけるバリオンの分布が含まれる。
- 近傍研究と遠方研究:近傍銀河では個々の恒星集団を分解して調べられる一方、遠方サーベイは宇宙進化を探る。
- 学際的な手法:理論モデル、シミュレーション、多波長観測はいずれも不可欠である。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com 銀河系外天文学:天の川銀河の外にある天体の研究 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/33025
出典
- as.arizona.edu : "Extragalactic astronomy"